南海電鉄 難波駅 から 高野線 に乗車し、極楽橋駅 にやってきました。高野線 はここまでですが、この先にもまだ 鋼索線 という ケーブルカー があります。鋼索線 は、極楽橋−高野山 間 0.8km の路線です。これも 南海電鉄 の路線ですから、もちろん乗らなくてはなりません。というわけで、その 鋼索線 に乗り換えます。ちなみに、この 鋼索線 は 高野山ケーブル とも呼ばれています。

　この車両は、コ12 ＋ コ22 の 2両 です。
　なんだか、愛嬌のある顔をしていますね。

　乗客は、私を含めて 7人 です。7:10着 の 高野線 でこの 極楽橋駅 までやってきたのは 8人 だったはずなのですが、なぜかこの ケーブルカー には 7人 しか乗っていません。誰か、改札口 を出てどこかに行ってしまったのでしょうか？ （4）でも書きましたが、高野線 で 極楽橋駅 にやってくる人は、鋼索線 に乗り換える人ばかりで、駅の外に出る人はほとんどいないはずなのですが・・。もしかすると、私が 高野線 の方の乗客の数をどこかで数え間違えたのかもしれません。もしそうだとしたらすみません。
　7:17、7人の乗客とともに 極楽橋駅 を発車しました。発車したばかりですが、次はもう終点の 高野山駅 です。

　進行方向左側に、何か 横断幕 のようなものが見えます。
　何て書いてあるのだろう？

1つ上の写真の横断幕
（この写真は高野山駅から戻ってくるときに撮影しました）

　すみません、この写真でちょっと小さくて読みにくいかもしれませんが、あの 横断幕 には、

　「東京スカイツリーは同じ高さです」
　「標高634m地点」

　と書いてあります。
　おお！ 朝から電車に乗っていただけにも関わらず、いつの間にやら 東京スカイツリー と同じ高さまでやってきてしまったのでした！ これはめでたい！ 私は、まだ 東京スカイツリー に上ったことはないのですが、それだけになんだか得した気分です。ちなみに、極楽橋駅 は 標高539m (*) で、高野山駅 は 867m です。その差は、なんと 328m もあります。また、最大勾配 は 568.2‰ にもなるそうです。

　(*) Wikipedia には 538m とありますが、駅名標には 539m と書いてありました。

　中間地点 が見えてきました。
　小さくですが、下ってくる列車も見えます。

　中間地点 です。下ってきた列車とすれ違いです。あちらも、こちらと同じ車両なんですね。

さらに上って行きます。

　高野山駅 が見えてきました。一番勾配がきついのは、高野山駅 の少し手前のあたりなんだそうです。

　「このあたりかなあ？」

　と思っているうちに、高野山駅 に到着です。

　たったの一駅ですが、終点の 高野山駅 に到着しました。
　これで、南海電鉄 鋼索線 を乗りつぶしました。

　駅前には、奥の院行き の バス（南海りんかんバス） が、ケーブルカー が到着するのを待っていました。このバスは、7:27 に発車していきましたが、多分、ケーブルカー に乗ってきた方々は、私を除いて、みなさんこのバスに乗車されたのではないでしょうか。

　駅前には、バス が何台も待機しています。今日は、8月15日です。お墓参りに訪れる人も多いのではないでしょうか。
　さて、私はと言えば、もちろんお墓参りに来たのでもなければ、観光でも修行体験でもありません。この駅にやってきただけで、もう満足です。というわけで、とっとと折り返すことにします。もしかして、弘法大師 に怒られてしまうでしょうか・・。