● 2013年4月7日（日）

　今日は、横須賀駅 を訪れることにします。
　私にとって、横須賀駅 を訪問するのは、2010年3月以来、およそ3年ぶりになります。その時のことは、私のブログにも記していますので、もしよろしければそちらもご参照下さい。

横須賀線 横須賀駅 〜海軍カレー と 軍港めぐり〜 （2010年3月27日）
http://ameblo.jp/tokihirokoji/entry-10492703795.html

　大船駅 から 10:13発 の 横須賀行き に乗車しようと思いましたが、総武線内 の 強風 の影響で、遅延 が発生しているとのこと。仕方がないので、とりあえず 10:08発 の 湘南新宿ライン 逗子行き に乗車し 逗子駅 まで移動しました。ですがそこから先は、結局、遅延している 横須賀行き を待つしかありません。その 横須賀行き は、定刻よりも11分遅れて 10:37 に 逗子駅 を発車し、10:48、終点の 横須賀駅 に12分遅れて到着しました。

　横須賀駅 のホームは、ちょっと面白い配置になっています。
　この列車が到着したのは 2番線 ですが、このホームは 行き止まり（頭端式） になっており、横須賀行き と 横須賀始発 の列車のみが使用します。わざわざ 横須賀行き の列車を選んで乗ってきたのは、どうせならこの 2番線 に到着する列車に乗ってきたかったからなのでした。
　また、写真で右側の線路が 1番線 ですが、これは線路だけでホームはありません。さらに、左側に 3番線 がありますが、このホームは、久里浜行き と 久里浜駅 からやってくる 逗子方面行き の両方が発着します。横須賀線 はここから先は 単線 になりますが、この 横須賀駅 では、久里浜行き の 下り列車 と 久里浜駅 からやってきた 上り列車 が行き違うことはできないのです。
　横須賀線 というと、結構、都会の路線のイメージがあるかもしれません。ですが、このあたりまでくると 単線 の区間があり、かつ、その区間の中に 行き違い ができない駅もあるわけですから、そのイメージとはずいぶん違ってくるかもしれません。

　右側の 2番線 は、行き止まり になっているのがお分かりいただけるかと思います。駅舎 は、この写真を撮影している私の背中側です。
　では、このホームの一番端（大船寄り）まで行ってみたいと思います。

　わざわざ 「発車後 田浦SW」 と記されています。1つ隣の 田浦駅 ではホームの長さが短く、トンネルに進入した状態で停車するため、先頭車と2両目の1番前のドアを締め切り扱いにします。そのために専用のスイッチを使用するのだそうで、それを忘れないために注意しているわけです。

　ホームの柱には、古いレール が使われています。ピンクの案内には、以下のように記されています。

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　明治時代の外国製古レール
　CARNEGIE 1907 IRJ
　カーネギー社製
　明治40年に日本帝国鉄道庁が購入した　柱29
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　ホームから、海上自衛隊 の艦船が見えます。この写真では見えませんが、船体に 181 という番号が記されていますので、どうやら 「ひゅうが」 という 護衛艦 のようです。

　「田浦スイッチ [解除] 確認」 と記されています。
　これは、久里浜行き の車掌さんへの注意喚起で、1つ手前の 田浦駅 で使用した、先頭車と2両目の1番前のドアを締め切るためのスイッチ（田浦スイッチ）を解除したかを確認せよ、と言っているわけです。

　3番線 は 下り列車 も 上り列車 も使用するため、

　「下り 久里浜方面」
　「上り 横浜・東京・千葉方面」

　の両方が記されています。

　3番線 の発車案内は、3列車分表示できるタイプです。

　11:05発 久里浜行き → 下り列車
　11:15発 逗子行き　　→ 上り列車
　11:25発 久里浜行き → 下り列車

　というように、下りと上りが交互にくることがわかります。

　頭端式のホームの先に、改札口 があります。横須賀駅 の構内に 跨線橋 はなく、改札口 と ホーム を行き来する際には、階段の上り下りは必要ありません。利用者にとって、優しい構造になっているわけです。

　駅舎の傍らに、こんなのがいました。
　この スカレーちゃん は、よこすか海軍カレー の公式キャラクターなのだそうです。イベントに登場したり、はたまたブログやTwitterまでやって、横須賀 や 海軍カレー などのPRに活躍しているそうです。

　私にとって、横須賀駅 で下車したのは3年ぶりですが、前回は ドブ板通り で 海軍カレー を食べたり、軍港めぐり の 観光船 に乗ったりしました。それで今回は、前回は素通りしてしまった ヴェルニー公園 を少し散策してみようと思っています。
　ヴェルニー公園 は、2001年（平成13年） に開園した フランス式庭園 で、横須賀駅 を出てすぐ目の前、横須賀港 を望む位置にあります。ヴェルニー とは人の名で、幕末のころ 横須賀製鉄所 の建設に貢献した レオンス・ヴェルニー という フランス人 のことです。私は詳しくは知りませんが、100年以上経ってから公園の名になるくらいですから、よほど優れた人物だったのでしょう。

　なお、このページを作成するにあたって写真を整理したり選んだりしましたが、どうしてもいまいちな感じがしてしまい、結局、もう一度 横須賀駅 まで行き、何枚かあらためて写真を撮ってきました。というわけで、以下の内容は、基本的には 4月7日（日） の出来事ですが、一部に、6月8日（土） に撮影した写真を含みます。その写真には、6月8日に撮影した旨を記載します。

　横須賀駅 から一番近い、公園の入口にあたるところに ヴェルニー記念館 があります。中でいただいたパンフレットの言葉を引用させていただきます。

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　フランス・ブルターニュ地方の住宅の特徴である急傾斜の屋根と石の壁でできています。館内では、ヴェルニーの功績を紹介するほか、横須賀製鉄所で使っていた3トンと0.5トンのスチームハンマーを展示しています（どちらも国指定重要文化財）。
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　柵から身を乗り出せば、そこが海です。
　今日は天気もそこそこなので、お散歩するのも気持ちがいいです。

　園内に カフェレストラン があります。
　オープンテラス もあり、海を眺めながら食事ができます。

　ディナーではコース料理もあるようですが、さすがは 横須賀 で、海軍カレー と ネイビーバーガー もメニューにあります。ネイビーバーガー は、数量限定なのだそうです。ちょうどお昼どきなので、私もこのお店で食事することにしたいと思います。

　このお店で食事をするのは始めでですが、今回は ネイビーバーガー にしてみました。ちょっと大きめなハンバーガーですね。海軍カレー もそうですが、こういうのは、いろんなお店で食べ比べてみないといけないんでしょうねえ。

　お腹もいっぱいになりましたが、まだ始めたばかりなので、もう少し園内を散策することにします。

　これは、衛兵の詰所だったのだそうです。
　建築年代は、明治末期から大正初期と推定されているとのこと。
　公園としてはまだ新しいですが、港としては歴史があるんですね。

　写真はありませんが、園内にはこの他にも、噴水 や 開港碑、ヴェルニー と 小栗忠順 の胸像などがあります。小栗忠順 も、横須賀製鉄所 の建設に尽力した人ですね。

　3年前は、この 観光船 に乗りました。今回は乗るつもりはありませんが、今日は風が強いので 欠航 とのことです。

　途中、食事をしたのもありますが、いろいろと園内を行ったり来たりしていたら結構時間が経ちました。最後に、ヴェルニー公園 の バラ の写真を載せておきたいと思います。ヴェルニー公園 には、130種類2000株 もの バラ が植えられているそうです。見頃は、5月下旬ごろでしょうか。以下の バラ の写真は、6月8日（土） に撮影したものです。