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横須賀線 逗子駅 (2012年12月16日)
〜構内踏切と2つの臨時改札口、第一円覚寺踏切と円覚寺〜

はじめに
大船駅、北鎌倉駅、鎌倉駅逗子駅東逗子駅
田浦駅横須賀駅衣笠駅久里浜駅

● 2012年12月16日(日)

 先々週、先週と、横須賀線田浦駅逗子駅 をご紹介してきました。
 次はどの駅にしようかなあ、と少しばかり考えた結果、北鎌倉駅 を訪問することにしました。というわけで、今朝も早起きをして 大船駅 7:09発久里浜行き に乗車し、7:12北鎌倉駅 に到着しました。


横須賀線 北鎌倉駅 7:12着

 北鎌倉駅 は、上りホーム久里浜寄り駅舎 があります。
 今、下り列車 に乗ってきたわけですが、下りホーム から駅舎側へ行くには、久里浜寄り にある 構内踏切 を渡らなければなりませんこの↑↑写真は、その 構内踏切 から撮影しています。


北鎌倉駅を発車していく久里浜行きの列車

 乗ってきた列車が、北鎌倉駅 を発車していくところです。
 ちょうど、上りホーム湘南新宿ライン の電車が到着しました。


湘南新宿ライン 宇都宮行き 北鎌倉駅 7:14発

 構内踏切 から撮影しています。
 もう一度 下りホーム に戻って、構内踏切 を撮影するとこんな↓↓感じです。

北鎌倉駅 構内踏切

 構内踏切 も珍しいですが、それだけではありません。さきほど、駅舎上りホーム側 にあると書きましたが、実は 下りホーム からも外に出ることができます。というのも、下りホーム久里浜寄り には、臨時改札口 もあるのです。


下りホームの臨時改札口(久里浜寄り)

 この 臨時改札口 には、自動改札 こそ無いものの、簡易Suica改札機 が 入口用、出口用それぞれ1つずつ設置されており、Suica (もしくは、相互利用に対応しているICカード) なら利用することが可能です。また、この写真を撮影したときは無人でしたが、駅員さんがいるときは 臨時精算所 にもなるようです。私が観察していた限りでは、特に 下り列車 から降りてきた人たちは、構内踏切 を渡って駅舎側へ行く人よりも、この 臨時改札 を通って外へ出ていく人の方が多いように見受けられました。この 臨時改札口 は、臨時 とはいいながらも、実質的には 常設 となっているようです。


臨時改札口の簡易Suica改札機(入口用)

上りホーム側から見た、構内踏切と臨時改札口

さて、下りホーム に戻って、大船側 へ行ってみましょう。

北鎌倉駅 駅名標

北鎌倉駅 駅名標

下りホームの中ほどにある、もう1つの臨時改札口

 実は、北鎌倉駅 では、下りホーム の中ほどにもう1つ 臨時改札口 があります。この↑↑写真で、青っぽいカバーが掛けられているのは、出口用の 簡易Suica改札機 です。ただし、この 臨時改札口 が利用できるのは、平日の朝のみ なのだそうです。朝の下りということは、通勤ラッシュとは逆のような気もしますが、沿線の高校に通学する生徒たちで混雑するのでしょう。その時間帯に来てみたかったですが、平日の朝なんて無理なので仕方ありません。それにしても、これほど質素な改札口も珍しいのではないでしょうか。


下りホームの一番大船寄り

 下りホーム大船寄り までやってきました。
 看板には

 「ホーム・線路からの乗降は危険です」
 「表口の自動改札をご利用下さい」

 と書いてあります。こちら側には改札口はありませんが、ここから線路に飛び降りてとんずらしてしまう人とかいるのでしょうか?むろん、危険な行為ですし、厳禁なのは言うまでもありません。


下りホームの大船寄りから大船方面を望む

下りホームの大船寄りから久里浜方面を望む

久里浜側 へ戻り、構内踏切 を渡って 駅舎 の外へ出ることにします。

北鎌倉駅 駅舎

北鎌倉駅 改札口

北鎌倉駅 切符売り場

下りホーム臨時改札口 の方へも行ってみます。

北鎌倉駅 臨時改札口 (下りホーム 久里浜寄り)

北鎌倉駅 臨時改札口(下りホーム中ほど)付近

 この写真を写した位置から奥へ向かって 砂利道 になっていますが、この砂利道は 私有地 なのだそうです。あまりむやみに立ち入らないほうがよいかもしれません。





第一円覚寺踏切 と 円覚寺

 駅の外に出ましたので、次は 円覚寺 を訪れたいと思います。
 なぜ 円覚寺 かというと、もちろん理由があります。横須賀線 は、軍港都市 であった 横須賀 への路線として 明治時代 に建設されました。当時は軍事が優先という時代だったため、用地の買収なども強引に行われたんですね。それで、円覚寺 の境内を通過するという、今の時代なら考えられないような線路のひき方がされたのでした。
 北鎌倉駅駅舎(表口) を出て、すぐ目の前の 鎌倉街道(県道21号線) を左へ50mほど進みます。すると、左手に 「大本山円覚寺」 と記された石柱と、階段状になった 参道 が現れます。もうすでに、円覚寺 の境内なんですね。


円覚寺の参道 (写真中央に、第一円覚寺踏切があります)

 この 参道 を進むと、すぐに 横須賀線第一円覚寺踏切 があります。さらにその踏切の先には階段があり、それを上ると 円覚寺総門 になるわけです。ちなみに、この踏切を 横須賀線 の電車が通過するとこんな↓↓感じです。


第一円覚寺踏切を通過する横須賀線の電車

第一円覚寺踏切

では、第一円覚寺踏切 を渡ってみましょう。

第一円覚寺踏切

 この踏切を逆側から渡ると、この看板が目につきます。
 上の方で、北鎌倉駅臨時改札口 をご紹介しましたが、切符を持っていない人は、その 臨時改札口 ではなく、駅舎側(表口) に回って下さい、ということを言っているんですね。


第一円覚寺踏切から大船側(北鎌倉駅側)を望む

 北鎌倉駅 から50mほどですから、たいした距離ではありません。


円覚寺の総門へ通じる階段

 第一円覚寺踏切 を渡ると、すぐ目の前に階段があり、円覚寺総門 に通じています。
 拝観は8時からということで、この写真を撮ったときはまだ門が閉まっていたのですが、10分ほどしてまたやってきたときには開いていました。


総門から第一円覚寺踏切方向を望む

円覚寺 総門

せっかくなので、中に入ってみることにします。

円覚寺 入口

拝観料300円 です。

円覚寺 三門(山門)

 私は歴史的な建築物の価値がわかるような人間ではありませんが、この 三門 にはちょっと圧倒されました。

円覚寺 仏殿

 時間が早かったからかもしれませんが、静かで雰囲気がありよかったです。少しの間、この静けさを楽しんだあと、北鎌倉駅 へ戻ることにしました。
 円覚寺 は、鎌倉時代 からの歴史があるわけですが、もし当時の人々が、せわしなく行き来する 横須賀線 の電車を見ることがあったら、どんなことを思うのでしょうか? 横須賀線 も、日本の鉄道の中では歴史のある方だと思いますが、円覚寺 に比べればまだまだ新参者なのかもしれません。そんなことを思いながら、9:16発成田空港行き に乗車し、北鎌倉駅 をあとにしました。

 北鎌倉駅 の紹介は、これでおしまいです。



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