横須賀線 田浦駅 (2012年12月2日) 〜トンネルとドアカット、米軍田浦専用線〜 |
はじめに
大船駅、北鎌倉駅、鎌倉駅、逗子駅、東逗子駅、
田浦駅、横須賀駅、衣笠駅、久里浜駅
● 2012年12月2日(日) |
横須賀線 田浦駅 8:13着 |
写っているのは前から2両目です。 |
田浦駅で締め切りを知らせるステッカー |
このステッカーは、横須賀線 の 11両編成 の上り下りともに先頭車と2両目の1番前のドアに貼ってあります。 |
田浦駅 久里浜側の七釜トンネル |
ホームの久里浜寄りは、七釜トンネル(しっかま) に行きあたります。この 七釜トンネル は、中央の 横須賀線下り線 が 明治時代、右側の 横須賀線上り線 が 大正時代 にぞれぞれ造られ、そして一番左の 引き込み線 は 昭和 になってから造られたのだそうです。 |
横須賀線 田浦駅 千葉行き 8:16発 |
写っているのは一番後ろ(久里浜寄り)の車両ですが、なんとかギリギリでホームに入っているのがお分かりいただけると思います。 |
田浦駅 駅名標 |
4両編成の停車位置を知らせる看板 |
トンネルに突っ込んで停車するのは 11両編成 の列車の場合です。 |
改札口への階段 |
駅舎を支える柱 |
この柱にはレールが使われています。 |
引き込み線のレールと横須賀線下り線のレール |
今は繋がっていませが、引き込み線 が現役だったころはこの辺りで繋がっていたのかもしれません。 |
田浦駅 大船側の田浦トンネル |
ホームの大船寄りは、田浦トンネル に行きあたります。右側の下り線は 明治時代、左側の上り線は 大正時代 に造られました。11両編成 の列車は、こちら側も久里浜側と同じように停車します。 |
横須賀線 田浦駅 横須賀行き 8:23発 |
これは 下り列車 で、写っているのは一番後ろの車両ですが、なんとかギリギリでホームに入れています。 |
横須賀線 田浦駅 東京行き 8:36発 |
これは 上り列車 ですが、下り列車の久里浜側と同じように先頭車両はトンネルに入った状態で停車し、さらに2両目の1番前のドアも締め切りになっています。 |
田浦駅 改札口 |
田浦駅 切符売り場 |
2007年まで みどりの窓口 がありましたが、指定席券売機 が設置される代わりに、みどりの窓口 は無くなってしまいました。 |
田浦駅 南口 |
南口 には広場があり、タクシー乗り場や路線バスの乗り場もあります。しかし、コンビニのようなお店はありません。 |
北口と南口を結ぶ跨線橋 |
この 跨線橋 からも、高い位置から 上り列車 の ドアカット の様子を確認することができます。 |
横須賀線 田浦駅 成田空港行き 8:58発 |
この写真は、跨線橋 から撮影しています。ドアカット の様子を確認していただけるかと思います。 |
田浦駅 北口 |
北口 は狭く、駅前広場と言えるようなスペースはありません。 このあとは、いよいよ 米軍田浦専用線 の線路跡をめぐります。 |
【 米軍田浦専用線 】 |
田浦駅 北口 から、米軍田浦専用線 の線路跡を求めて歩き始め、まず @地点 に到着しました。なお、最後に地図を載せますので、記事中に記載する丸数字がどの地点になるのか、その地図をご参照いただければと思います。 |
【 @地点 】 |
@地点から南側(田浦駅方向)を望む |
ここから先、田浦駅 まで繋がっているはずなのですが、雑草が生い茂っていますし、柵もあって立ち入り禁止になっています。 |
【 @地点 】 |
同じく@地点 |
錆ついてはいますが、線路の脇によくあるやつですよね。 |
【 A地点 】 |
A地点から南側(田浦駅方向)を望む |
【 A地点 】 |
同じくA地点から東側(長浦トンネル方向)を望む |
線路があった部分は、明らかにアスファルトの色が違います。 |
【 B地点 】 |
B地点 踏切 |
南側(田浦駅方向) から 北側 へ道路を渡る個所に、踏切の警報機 が残っています。この 警報機 も撤去されてしまうのでしょうか。 |
【 B地点 】 |
同じくB地点 軌道内立入禁止を知らせる看板 |
ここに限らず、この看板が何か所もありました。最初の@地点でもそうですが、柵を越えて無理に進むようなことは慎んだほうがよいと思います。もしこのサイトをご覧になって、この引き込み線跡を訪れようと思う方がいらっしゃいましたら、充分に気をつけて下さい。 |
【 C地点 】 |
C地点から東側(長浦トンネル方向)を望む |
市道の工事が進み、すでに線路は撤去されていました。 |
【 C地点 】 |
同じくC地点から反対側(西側)を振りかえる |
この線路も、工事が進めば撤去されてしまうと思われます。 |
【 D地点 】 |
D地点から東側(長浦トンネル方向)を望む |
線路はもうありませんが、線路を撤去してアスファルトで埋めたと思われる部分が跡になっておりたどることができます。しかし、この跡は 長浦トンネル に入るころには自然となくなってしまいました。 |
【 E地点 】 |
E地点の平面交差 |
南側(田浦駅) から 北側 へと向かっていた線路(写真の左右方向の線路)と、東側(長浦トンネル) から 西側(相模運輸倉庫) へと向かっていた線路(写真の上下方向の線路)が 平面交差 しています。 |
【 E地点 】 |
同じくE地点から北側を望む |
本当は、ここから 北側 へ向かう線路跡をたどりたかったのですが、門が閉まっていて 関係者以外立ち入り禁止 と書いてあります。 |
【 F地点 】 |
F地点の平面交差 |
2つ 平面交差 が写っていますが、奥は E地点 で撮影したものです。 |
【 G地点 】 |
G地点から西側(相模運輸倉庫方向)を望む |
埋もれそうになりながらも、なんとか線路が続いています。 |
【 H地点 】 |
H地点 吾妻橋 |
H地点 の川を渡る個所に 吾妻橋 という橋があります。以前はここに 鉄橋 があったらしいのですが、今はありません。 |
【 H地点 】 |
H地点 鉄橋の名残り? |
この橋台の部分は、鉄橋 があった名残りなのかもしれません。 |
【 I地点 】 |
I地点から西側(相模運輸倉庫方向)を望む |
【 J地点 】 |
J地点 横須賀港湾合同庁舎の前 |
横須賀港湾合同庁舎 の前で線路が分岐しています。 |
【 K地点 】 |
K地点から西側(相模運輸倉庫方向)を望む |
ほとんど埋もれていますが、なんとか線路が続いています。 |
【 L地点 】 |
L地点から西側を望む |
引き込み線 の終点が近づいてきました。 |
【 M地点 】 |
M地点 引き込み線の終点 |
海上自衛隊船舶補給所 の入口の手前で、引き込み線 は終わっていました。 |
以上で、米軍田浦専用線 はおしまいです。 |