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近畿日本鉄道 乗りつぶし (3日目)(2012年12月30日)(6)
(奈良線、大阪線、難波線、けいはんな線、生駒鋼索線、生駒線、田原本線、伊賀鉄道、養老鉄道)
〜伊賀鉄道〜

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 田原本線 を乗りつぶし、近畿日本鉄道完乗 を達成しました。
 この3日間、近鉄 に乗って乗って乗りまくりましたが、今日のうちに乗っておきたい路線がまだあります。
 近畿日本鉄道 には、かつて、北勢線養老線伊賀線 という路線がありました。しかしこれらの路線は、赤字のために 近鉄 から分離され、それぞれ別の会社の路線になりました。

 北勢線 → 三岐鉄道へ譲渡 (2003年)
 養老線 → 養老鉄道へ移管 (2007年)
 伊賀線 → 伊賀鉄道へ移管 (2007年)

 といった具合です。
 このうち 北勢線 は、もう11年も昔のことですが 近鉄時代 に乗ったことがあります。また、譲渡先の 三岐鉄道 は、近鉄 とは資本関係もないまったく別の会社です。さらに、三岐鉄道 のもう1つの路線である 三岐線 は、私はまだ乗ったことがありませんが、6月に脱線事故を起こし、それ以来一部区間が不通になっています。(その後、1月12日に運転を再開しました)よって、久しぶりに 北勢線 にも乗りたいのは山々ですが、いずれまた機会を作って、三岐線 を乗りつぶすときに一緒に乗りたいと思います。
 となると、養老鉄道伊賀鉄道 ですが、これらはいずれも、別会社になったとはいえ 近鉄 のグループ会社であり、近鉄 の出資比率は 伊賀鉄道98%養老鉄道 にいたっては 100% です。というわけで、ここまできたら、ぜひ 養老鉄道伊賀鉄道 にも乗っておきましょう。
 なお、養老鉄道 には、もう13年も昔のことですが 近鉄時代 に乗ったことがあります。よって、乗りつぶしの対象ではありませんが、せっかくなので乗っておきます。また、伊賀鉄道 には、近鉄時代 も含め初めて乗車することになります。

 それでは、まずは 伊賀鉄道 です。
 田原本線 西田原本駅 のすぐ近くにある 橿原線 田原本駅 から、以下のように乗り継いで、伊賀鉄道 への乗り換え駅である 伊賀神戸駅 へ移動しました。

 田原本 11:40 → 普通 橿原神宮前行き → 大和八木 11:46
 大和八木 11:51 → 急行 宇治山田行き → 伊賀神戸 12:33


伊賀神戸駅 12:33着

 1つ隣のホームの 伊賀鉄道 に乗り換えます。
 近鉄伊賀線 だったころは、改札口を出なくても乗り換えができたのだと思いますが、伊賀鉄道 になってからは一度改札を出なければならないようになりました。よって、一度、近鉄 の改札口を出て、伊賀鉄道 のホームへ移動しました。


伊賀神戸駅 伊賀鉄道のホーム

 今は柵が閉まっていますが、朝のラッシュ時間には、この通路を通って 近鉄 大阪線 との乗り換えができるようです。

伊賀神戸駅 駅名標 (伊賀鉄道のホーム)

 今まで乗ってきた 近鉄 の駅とは、デザインが違います。
 なお、「神戸」 の部分は 「かんべ」 と読むわけですが、何も言われなければ 「こうべ」 と読みたくなってしまうでしょうか。ただし、わたらせ渓谷鐵道神戸駅 のように、「ごうど」 と読む駅もありますので一概には言えないかもしれません。


伊賀神戸駅 伊賀鉄道のホーム

 伊賀 といえば、やっぱり 忍者 ですね。
 とうわけで、さっそく 忍者 の方がいらっしゃいました。
 忍者といえば、猿飛佐助(※)、ハットリくん、それとも 忍たま??
 年代によって、誰をイメージするか分かれるかもしれませんね。

(※) 猿飛佐助甲賀忍者 で、伊賀忍者霧隠才蔵 だと教えて下さった方がいらっしゃいました。教えて下さった方、ありがとうございます。大変お恥ずかしいのですが、伊賀忍者甲賀忍者 の違いもよく知らず、この写真を撮影したときに、猿飛佐助 を思い浮かべたのは確かなのでこのままとさせていただきます。


伊賀鉄道 上野市行き 伊賀神戸駅 13:14発

 ずいぶん奇抜な電車ですが、これはいわゆる 「忍者列車」 です。あの 松本零士さん がデザインされたんだそうです。
 ちなみに、この車両は 伊賀鉄道 では 200系 と呼ばれていますが、もとをただせば 東急電鉄1000系 です。伊賀鉄道 に譲渡される前は、東横線東京メトロ 日比谷線 の直通列車用として活躍していたそうです。東急時代は、まさか自分が忍者になるなんて思ってもみなかったことでしょう。


車体側面
(この写真は、上野市駅で撮影したものです)

側面は 忍者 のドアップです。

車内

車内にも 忍者 が!

車内 座席(ロングシート)

 車内の座席は、ロングシート固定クロスシート があります。
 ロングシート の座席は、東急時代のままでしょうか?


車内 座席(固定クロスシート)

この座席は、伊賀鉄道 に譲渡されたときに設置されたものです。

13:15 伊賀神戸−比土 間

 近鉄 大阪線 の線路です。
 東へ向かう 大阪線 と分かれ、こちらは北へと向かいます。


13:18 比土−上林 間

 大阪線 は線路の幅が 1435mm でしたが、こちらは JR在来線 と同じ 1067mm です。
 伊賀鉄道 は、伊賀神戸駅近鉄 大阪線 と、伊賀上野駅 JR西日本 関西本線 とそれぞれ接続しているわけですが、もと(もう100年ぐらい前のことです)は 伊賀上野駅 の方から南へ向かって建設が進みました。さらに当時は、大阪線 なんてまだありませんでした。つまり、当時は、関西本線 と同じ 1067mm で建設するのが、当然のことだったわけです。


丸山駅 13:22発

 伊賀神戸行き との行き違いです。
 あちらは 「忍者列車」 ではなく、名泗コンサルタント という会社のラッピングが施されています。


13:27 市部−猪田道 間

13:28 猪田道駅に到着します

13:29 猪田道−桑町 間

13:33 茅町駅に到着します

13:35 茅町−広小路 間

 途中、長閑な風景の中を走ってきましたが、終点の 上野市駅 に近づくにつれ、街中を縫うように走るようになりました。


上野市駅 13:39着

 この列車は、この駅止まりです。
 伊賀上野行き に乗り換えなくてはなりません。


上野市駅 駅舎
(この写真は、伊賀上野駅から戻ってくるときに撮影しました)

 この 上野市駅 は、大阪線 との接続駅である 伊賀神戸駅 を除けば、伊賀鉄道 の中で利用者が一番多いそうです。また、伊賀鉄道本社 も併設されているとのこと。


伊賀鉄道 伊賀上野行き 上野市駅 13:48発

 この車両も 200系 ですが、描かれているのは 「ふくにん」 という 伊賀鉄道 のマスコットキャラクターです。
 写っているのは 2両編成 の後ろの車両ですが、伊賀鉄道 に譲渡される際、中間車を先頭車に改造した車両のため、オリジナルの 東急 1000系 とは前面の形状が異なります。


13:48 上野市−西大手 間

13:50 西大手−新居 間

小さくて分かりづらいかもしれませんが、中央に 上野城 が見えます。

13:52 新居駅に到着します

13:54 新居−伊賀上野 間

 進行方向左側に、JR西日本 関西本線 の線路が合流してきました。
 まもなく、終点の 伊賀上野駅 です。


伊賀上野駅 13:55着

 終点の 伊賀上野駅 に到着しました。
 これで、伊賀鉄道 を乗りつぶしました。

伊賀上野駅 駅名標

 これは 伊賀鉄道 のホームのものですが、デザインは JR のものになっています。

伊賀上野駅 JRの券売機

 ホームに JR 券売機 がありますが、伊賀鉄道 から乗り換える人が利用するのだと思います。

伊賀上野駅 駅舎

 関西本線 でこの駅を通り過ぎたことは何度かありますが、駅舎の外に出たのはこれが初めてです。


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