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立山黒部アルペンルート と 富山地方鉄道 乗りつぶし
(1日目)(2013年11月2日)(8)
(関西電力、立山黒部貫光、富山地方鉄道、富山ライトレール)
〜富山地方鉄道 不二越線、上滝線〜

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 立山駅 10:37発普通 電鉄富山行き に乗車し、11:45、終点の 電鉄富山駅 に到着しました。
 次は、不二越線上滝線 に乗車します。不二越線稲荷町−南富山 間 3.3km上滝線南富山−岩峅寺 間 12.4km の路線です。南富山駅 を挟んですべての列車が直通し、1本の路線のように扱われているため、「不二越・上滝線」 と呼ばれることもあるそうです。


富山地方鉄道 不二越・上滝線
普通 岩峅寺行き 電鉄富山駅 12:12発

 この列車で、岩峅寺駅 へ向かいます。
 車両は、クハ170形(172) + 14720形(14722)2両 です。富山地方鉄道 には、もと 西武鉄道レッドアロー号 や、京阪電鉄テレビカー など、他社からやってきた車両も活躍していますが、これは 富山地方鉄道 のオリジナルの車両です。Wikipedia によると、この車両が製造されたのは 1962年 のことで、もう50年以上になるんですね。もちろん、私よりも大先輩で、この車両にしてみれば、私なんてまだまだ若造なのかもしれません。


車内 (14722)

 車内には、転換クロスシート が並んでいます。50年も前に、こういった車両を導入したというのは、たいしたもんだなあと思います。国鉄 なら、普通列車用近郊形 はもちろん、急行列車 でも ボックスシート ですからね。
 12:12電鉄富山駅 を発車しました。車内は、座席が半分埋まる程度です。


12:13 電鉄富山−稲荷町 間

 次の 稲荷町駅 までは、先ほど乗ってきたばかりの線路を引き返します。その 稲荷町駅 まで 本線 で、そこから先が 不二越線 です。また、電鉄富山−稲荷町 間複線 です。路面電車 を除くと、富山地方鉄道 の路線のなかで 複線 なのは、この 電鉄富山−稲荷町 間 だけです。


12:15 稲荷町駅 に到着します

 もし地図をご覧いただくことができれば分かりやすいですが、大雑把に言うと、稲荷町駅V の字のようになっています。V の字の2辺の左側が 本線 のホームで、右側が 不二越線 のホームです。さらに、その間に 車両基地 があります。
 この↑↑写真は、すでに 本線 の線路と分かれ、不二越線 のホームに進入するところです。前方に 車両基地 が見えますが、左から順に、

 14780形 (もと東急電鉄8590系) (建物の中にいる車両です)
 10030形 (もと京阪電鉄3000系) が2編成
 16010形 (もと西武鉄道5000系) (隣の車両に隠れて半分しか見えていません)
 10020形

 がいるのが見えます。(7)でも書きましたが、なかなか賑やかでいいですね。
 このうち、もと 東急電鉄 8590系14780形 は、まだ 富山地方鉄道 にやってきてから日が浅く、明日(11月3日) から運用が開始されるのだそうです。


稲荷町駅 12:16発

 繰り返しになりますが、ここから先が 不二越線 です。私にとって、不二越線 に乗車するのは、もちろん、これが初めてです。


12:16 稲荷町−不二越 間

12:17 不二越駅 に到着します

 この 不二越線 の路線の名前になっている 不二越駅 です。路線名の由来になるぐらいですから、もっとすごい駅なのかと勝手に想像していましたが、予想に反して、特にこれといった特徴のない駅でした。
 あとで知ったのですが、「不二越」 というのは、この駅の近くにある、産業用ロボット などを製造している企業の名前なんですね。企業の名前が、駅名や路線名になっているわけです。それはそれで、ある意味、特徴と言えるかもしれません。この↑↑写真で、前方左に、その 株式会社不二越 の敷地が見えています。


12:21 大泉−南富山 間

 県道43号線 と交差します。この道路には、富山地方鉄道路面電車(富山市内軌道線) が通っています。その 路面電車 にも、あとで乗車する予定です。


南富山駅 12:22発

 路面電車 が停車しているのが見えます。古びた車両でいいですね。
 繰り返しになりますが、不二越線 はここまでです。よって、あっけないですが、この時点で 富山地方鉄道 不二越線 を乗りつぶしました。ここから先は、上滝線 になります。私もこのまま、乗っていくことにします。


12:24 南富山−朝菜町 間

上堀駅 12:26発

12:29 小杉−布市 間

布市駅 12:29発

12:33 開発−月岡 間

 大雑把に言うと、南富山駅 のあたりから、南東 の方角へ進んでいます。よって、進行方向右側の方が眩しくなります。


月岡駅 12:35発 (1分遅れ)

上り 電鉄富山行き との行き違いです。

12:36 月岡−大庄 間

 長閑な田園の中を進んでいきます。先ほど乗車した 立山線 と、同じような風景になってきました。


12:39 大庄−上滝 間

上滝駅 12:41発 (2分遅れ)

 上滝線 の路線名になっている 上滝駅 です。先ほどの 不二越線不二越駅 と同じく、上滝線 と言うぐらいですから期待してしまいましたが、どこにでもあるような普通の駅でした。


12:41 上滝−大川寺 間

大川寺駅 12:43発 (2分遅れ)

次は、終点の 岩峅寺駅 です。

12:44 大川寺−岩峅寺 間

 常願寺川 を渡っています。この川は、今日だけですでに、立山線 で2回、本線 で1回渡っており、これで4回目ということになります。すっかり馴染みになりました。


12:45 大川寺−岩峅寺 間

 岩峅寺駅 が見えてきました。
 まもなく、終点の 岩峅寺駅 に到着します。


岩峅寺駅 12:46着 (2分遅れ)

 終点の 岩峅寺駅 に到着しました。これで、富山地方鉄道 上滝線 を乗りつぶしました。この 岩峅寺駅 は、先ほど 立山線 でも通りました。その時は 11:07発 でしたので、1時間39分ぶり に戻ってきたことになります。


岩峅寺駅 駅舎

 思いのほか立派な駅舎なので、ビックリしてしまいました。この駅舎は、映画のロケに使われたこともあるそうで、その時の写真が駅舎の中に展示されていました。
 しばらくして、折り返しの列車に乗車するためホームに戻りました。すると、なんと 14780形 (もと東急電鉄8590系) が、電鉄富山方面 からやってきたではないですか!


岩峅寺駅に到着する14780形(もと東急電鉄8590系)

 この列車は、30秒ほど停車したのち、慌ただしく 立山方面 へ向け発車していきました。私のような 鉄道ファン らしい方々が10〜20人ほど乗車していましたが、あとで調べたところ、明日(11月3日)からの営業運転を記念して運転された 臨時列車 だったようです。参加された方々は、実際の運用につく前に、乗車することができたわけです。この 臨時列車 のダイヤは、非公開だったようです。私は、たまたま 岩峅寺駅 にいただけですが、ラッキーだったと言えるでしょう。



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