扇沢駅 から 関電トンネルトロリーバス に乗車し、7:43、黒部ダム駅 に到着しました。黒部ダム駅 から トンネル を抜けて外に出ると、たしかにそこは 黒部ダム でした。
　次は、立山黒部貫光 黒部ケーブルカー に乗りたいのですが、その 黒部湖駅 は、黒部ダム駅 とは800mほど離れており、歩かなければなりません。黒部湖駅 まで、黒部ダム の 堰堤 を歩いていきます。

　このように、黒部ダム の 堰堤 を歩いていきます。
　まだ時間が早いからでしょうか、あちらの山肌には日が当っていますが、私が歩いている 堰堤 は山の影になっています。

　左手は、ダム湖（黒部湖） です。
　当たり前ですが、ダム湖いっぱいに水がためられています。

　それに対して、右手はまったく水がありません。
　身を乗り出すのは、ちょっと怖いくらいです。

　右後方には、展望台 が見えます。黒部ダム というと豪快に放水している写真をよく見ますが、あの 展望台 から撮影したものなのでしょう。

　後ろを振り返ると、レストハウス が見えます。
　その右に トンネル の出入口が見えますが、先ほどは、黒部ダム駅 からあそこに出てきたのでした。

　堰堤をさらに進むと、トンネルの入り口が見えてきました。
　黒部湖駅 は、あの中にあるようです。

　黒部湖駅 にやってきました。
　これから乗車するのは、立山黒部貫光 黒部ケーブルカー です。
　黒部ケーブルカー は、黒部湖−黒部平 間 0.8km の路線で、その名の通り ケーブルカー です。

　黒部湖駅 の中に入ると、もうすでに並んでいる方たちがいらっしゃいます。そのためか、8:10発 の 臨時便 が出るとのこと。時刻表では今日の始発は 8:30発 でしたので、20分も早いのに乗れるわけです。私は 臨時便 があることを知らなかったのですが、急いできたかいがありました。ありがたく、その 臨時便 に乗せてもらうことにします。

　この車両、昭和44年製 なんですね。私と同い年です。この 黒部ケーブルカー が開業したのがその 1969年（昭和44年） ですから、開業以来ずっとがんばってきているわけです。個人的な話で恐縮ですが、急に親しみが湧いてきました。

　8:10、黒部湖駅 を発車しました。
　車内は立つ人もいらっしゃいますが、それほどの混雑ではありません。もし、この 臨時便 がなく、時刻表通り 8:30発 に乗ることになっていたら、もっと混雑したのかもしれません。
　発車したばかりですが、途中に駅はありませんので、次は終点の 黒部平駅 です。

　トンネル の中を進んでいきます。黒部湖駅 は 標高1,455m でしたが、黒部平駅 へ向けてさらに登っていきます。

　中間地点 が近づいてきました。
　下ってくる列車の、ライトの灯りも見えてきました。

　中間地点 を通過しています。トンネル の中なのでブレブレな写真になってしまいましたが、下ってきた列車とすれ違いました。

　黒部平駅 が見えてきました。まもなく、終点の 黒部平駅 に到着します。結局、黒部平駅 まで、ずっと トンネル の中でした。

　終点の 黒部平駅 に到着しました。わずか 5分 の旅でしたが、これで 立山黒部貫光 黒部ケーブルカー を乗りつぶしました。

　この 黒部平駅 は、標高1,828m にあるのだそうです。
　黒部湖駅 から、さらに 373m も登ってきたことになります。

　これは、東 の方角を写したものです。中央やや右の背の高い峰が 赤沢岳（2678m） で、その左の峰が 鳴沢岳（2641m） なのだそうです。先ほど乗車した 関電トンネルトロリーバス では、あの 赤沢岳 と 鳴沢岳 の間を貫いている 関電トンネル の中を通ってきたのでした。