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立山黒部アルペンルート と 富山地方鉄道 乗りつぶし
(1日目)(2013年11月2日)(6)
(関西電力、立山黒部貫光、富山地方鉄道、富山ライトレール)
〜富山地方鉄道 立山線 (1)〜

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 立山ケーブルカー に乗車し、10:27立山駅 に到着しました。繰り返しになりますが、黒部ケーブルカー立山ロープウェイ立山トンネルトロリーバス でいずれも 臨時便 に乗車できた結果、予定より40分も早く 立山駅 に到着してしまいました。
 次は、富山地方鉄道 立山線 に乗り換えるのですが、11:39発普通 電鉄富山行き に乗車する予定ですので、それまで時間があります。ここまで駆け足でやってきましたし、ちょっと一息つこうかとも思いますが、その前に 富山地方鉄道 の切符を買っておこうと思い、その窓口へ向かいました。
 窓口で切符を買おうとしていると、改札口の向こう側のホームに、かつて 西武鉄道レッドアロー号 として活躍していた車両が入線してきたではないですか! この列車は、宇奈月温泉駅 9:00発 → 立山駅 10:28着「アルペン特急4号」 で、10:37発普通 電鉄富山行き になって折り返すようです。うっかりしていましたが、40分も早くこの 立山駅 に到着したおかげで、予定よりも1本前の 10:37発 に間に合ってしまったのでした。
 レッドアロー号 は、私が子供のころ、西武鉄道特急列車 として活躍した車両で、引退後、その一部がこの 富山地方鉄道 へやってきて第二の人生を送っているのです。(※)

 (※) ただし、Wikipedia によると、台車や主要機器は、西武鉄道 の他の車両に転用されたため、富山地方鉄道 にやってきたのは車体のみとのこと。

 残念ながら、私は、この レッドアロー号西武鉄道 で活躍していた時代には、乗ったことがありませんでした。それだけに、ここで レッドアロー号 がやってきたのは何かの縁なのかもしれません。私はまだこの 立山駅 に到着したばかりで、外に出て駅舎の写真も撮っていません。ですが、もはやそんなことはどうでもよく、ここはこのご縁に感謝し、目の前の レッドアロー号 に乗車することにしたいと思います。
 なお、富山地方鉄道 には、

 本線 電鉄富山−宇奈月温泉 間 (53.3km)
 立山線 寺田−立山 間 (24.2km)
 不二越線 稲荷町−南富山 間 (3.3km)
 上滝線 南富山−岩峅寺 間 (12.4km)

 の4本の路線があり、さらに 富山市内軌道線 と呼ばれる 7.3km路面電車 があります。それらの距離を合計すると、なんと100kmの大台を超え、100.5km にもなります。中小私鉄 と言っても、あなどることはできません。


富山地方鉄道 立山線 普通 電鉄富山行き 立山駅 10:37発

 これ↑↑が、もと 西武鉄道レッドアロー号 です。西武時代5000系 でしたが、ここ 富山地方鉄道 では 16010形 と呼ばれています。しかも、この↑↑編成は、観光列車「アルプスエキスプレス」 として改造された車両で、内装などのデザインを手がけたのは、あの有名な 水戸岡鋭治さん です。


車体側面

「ALPS EXPRESS」 と記されています。

同じく 車体側面

 富山地方鉄道 って、英語で書くと 「TOYAMA REGIONAL RAILWAY」 なんですね。

車内

 乗務員室 の後ろに、運賃表運賃箱 が設置されています。さすがにこれは、西武時代には無かったでしょう。ぱっと見は レッドアロー号 ですが、よく観察してみると、いろいろと 富山地方鉄道 の仕様になっていることが分かります。

 10:37立山駅 を発車しました。繰り返しになりますが、立山ケーブルカー で到着したのは 10:27 でした。よって、立山駅 の滞在時間は、たったの10分ということになりました。
 この列車は、寺田駅 から 本線 に乗り入れ、電鉄富山駅 へ向かいます。私も、その 電鉄富山駅 まで乗っていくことにします。


10:37 立山−本宮 間

 常願寺川 を渡っています。この 橋梁 を含め、この辺りの線路は、先ほど 立山ケーブルカー に乗車した際、立山駅 を見下ろした風景の中に見えていました。((5)を参照)


10:38 立山−本宮 間

常願寺川 と寄りそうように進んでいきます。

車内 3号車

 ちなみに、西武時代は 6両編成 でしたが、ここでは 3両 です。そのうち、1号車3号車 は、一部を除いて、一般的な 特急列車 のような座席になっています。


座席 1号車

本宮駅 10:46発

 立山駅 から8分かかって、やっと最初の停車駅に到着しました。ずいぶん時間がかかったような気がしますが、立山−本宮 間4.8km あり、富山地方鉄道 の路線の中で、駅間の距離が最も長い区間ということになっています。


車内 2号車

 こちらは 2号車 ですが、この車両は、なんと 指定席 になっています。この 「アルプスエキスプレス」 は、この列車のように、運用の都合で 普通列車 にも使用されるわけですが、特急 でも 普通 でも、2号車指定席 になるようです。(ただし、2号車 は連結されない日もあるようです。)


座席 2号車

 2号車 には、4人用の ボックスシート もあります。
 こちらは、グループ向けですね。


2号車 サービスコーナー

 2号車 には、サービスコーナー があります。この↑↑写真には写っていませんが、アテンダントさん が乗務しており、飲み物やグッズなどを販売しています。
 さて、どの車両のどの席に座ろうかと迷いましたが、せっかく 指定席 があるわけですから、今回はその 指定席 を利用してみようと思います。アテンダントさん から、その 座席指定券 を購入しました。指定券 といっても、たったの 210円 です。ありがたいことです。ちなみに、その 2号車 には、私を含めてもたったの4人しか乗っていません。


10:48 有峰口駅 に到着します

 写っているのは、下り 普通 立山行き です。もしかすると、当初の予定通り 立山駅 11:39発 に乗車していたら、あちらの車両だったのかもしれません。


10:50 有峰口−千垣 間

 またもや 常願寺川 を渡ります。
 今、この列車が通過している橋梁は、千垣橋梁 と言います。富山地方鉄道 と言えば、この↑↑写真に写っている道路橋(芳見橋)から、こちらの 千垣橋梁 を通過する列車を写した写真をいろいろな方のサイトなどでよく見かけます。

千垣駅 10:51発

ローカルな駅ですが、意外と立派な駅舎があるんですね。

10:53 千垣−横江 間

 それにしても、今日は天気に恵まれました。進行方向左側は、南に面しているので、角度によってはまぶしくなります。


横江駅 10:57発

11:00 横江−岩峅寺 間

岩峅寺駅 11:07発

 私の時計で 11:02岩峅寺駅 に到着しました。急行 立山行き との行き違いのため、5分ほど停車します。
 この↑↑写真に写っているのは、隣のホームの 上滝線 の列車です。上滝線 にも後で乗車する予定です。



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