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立山黒部アルペンルート と 富山地方鉄道 乗りつぶし
(1日目)(2013年11月2日)(7)
(関西電力、立山黒部貫光、富山地方鉄道、富山ライトレール)
〜富山地方鉄道 立山線 (2)、本線 (1)〜

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 引き続き、 立山駅 10:37発普通 電鉄富山行き に乗車しています。繰り返しになりますが、この列車は、かつて 西武鉄道レッドアロー号 として活躍した車両を 観光列車「アルプスエキスプレス」 に改造した車両で運行しています。
 11:02岩峅寺駅 に到着しました。下り 急行 立山行き との行き違いのため、5分ほど停車します。


岩峅寺駅 11:07発

 写っているのは、急行 立山行き です。あちらは 10030形 で、京阪電鉄 から譲渡された車両です。京阪時代は 3000系 を名乗り、また テレビカー とも呼ばれていました。その当時と塗装は異なりますが、あちらもぜひ乗ってみたい車両です。


11:09 沢中山−釜ヶ淵 間

長閑な田園風景の中を進んでいきます。

釜ヶ淵駅 11:11発

11:12 釜ヶ淵−下段 間

 同じような風景が続いています。田園の中にところどころ人家がありますが、いずれもその敷地のまわりが背の高い木々で囲まれています。多分、防風、防雪のためなのでしょう。私の地元の方では見かけない風景ですので、珍しく感じてしまいますが、この辺りではごく当たり前の風景なのかもしれません。


榎町 11:15発

普通列車 なのでこまめに停車しますが、乗ってくる人はあまりいません。

11:15 榎町−五百石 間

方角で言うと、北へ向かって進んでいます。

11:18 五百石−田添 間

 進行方向右側、遠くに 立山連峰 が見えます。私にはどの峰が何山なのか分かりませんが、私が今朝から トロリーバスケーブルカー などで通ってきたのは、この写真で言うともう少し右の方でしょうか。


田添駅 11:19発

11:22 稚子塚−寺田 間

 お分かりいただけるでしょうか? この写真で中央に小さく写っていますが、私が乗っている列車と同じ方向(写真で左)に進んでくる 2両編成 の列車が見えます。次の 寺田駅本線 に合流するので、その 本線 の列車だと思いますが、この勢いだと、寺田駅 にはこちらの列車とほぼ同時に到着するのではないでしょうか。思わず、寺田駅 であちらとこちらが合体して 電鉄富山駅 へ向かったら面白いな、なんて想像してしまいました。時刻表を確認したところ、どうやら、あちらは 宇奈温泉駅 10:10発普通 電鉄富山行き のようです。寺田駅 の到着は 11:21 ですから、こちらよりも3分早いことになっています。ということは、あちらは3分ほど遅れているわけで、そのおかげで、寺田駅 に同時に到着するという面白いことになったわけです。
 あちらの列車との距離が、どんどん縮まっていきます。まもなく、寺田駅 に到着です。立山線 は、その 寺田駅 までです。


寺田駅 11:24着 11:27発

 寺田駅 に到着しました。これで、富山地方鉄道 立山線 を乗りつぶしました。と言いましても、この列車は、ここから 本線 に乗り入れ 電鉄富山駅 まで行きます。私もこのまま、乗っていきます。


11:29 寺田−越中舟橋 間

 繰り返しになりますが、寺田駅 から 本線 に入りました。また、大雑把に言うと、寺田駅 から 西 へ向きを変えています。電鉄富山駅 まで、このまま 西 へと進んで行きます。


越中三郷駅 11:33発

 普通 立山行き との行き違いです。先ほど 岩峅寺駅 では、京阪電鉄 からやってきた車両と行き違いましたが、今度は 富山地方鉄道 のオリジナルの車両です。これはこれでいいですね。ぜひ乗りたいです。


11:34 越中三郷−越中荏原 間

 進行方向右側、遠くの方に、建設中の 北陸新幹線高架線 が見えてきました。北陸新幹線 が開業するのは、2015年春 の予定です。あと1年ちょっとで、北陸 にも 新幹線 で来れる時代になるんですねえ。


11:35 越中舟橋−越中荏原 間

 またもや、常願寺川 を渡ります。常願寺川 は、このまま北進し 富山湾 に注いでいます。河口まで、ここからあと6kmほどです。


東新庄駅 11:38発

11:39 東新庄−新庄田中 間

電鉄富山駅 が近づくにつれ、沿線に住宅が増えてきました。

稲荷町駅 11:42発

 この 稲荷町駅 には、構内に 車両基地 があります。この↑↑写真に写っているのは、東急電鉄 からやってきた車両です。最近やってきたばかりで、たしか明日(11月3日)から 運用につくのではなかったかと思います。西武鉄道 からやってきた車両がいれば、京阪電鉄 もいて、さらには 東急 と、なんだか賑やかですね。私は、富山地方鉄道 に乗るのは今日が初めてですが、これだけでも乗りにきたかいがあります。
 すでに、立山駅 を発車してから1時間経ちました。次はいよいよ、終点の 電鉄富山駅 です。


11:43 稲荷町−電鉄富山 間

 進行方向右側、先ほどは遠くに見えた 北陸新幹線 が合流してきました。さすがは 新幹線 で、立派な 高架線 です。その奥には 北陸本線 の線路もあるのですが、どうしても 新幹線 の方ばかりに目を奪われてしまいます。まもなく、終点の 電鉄富山駅 に到着します。


電鉄富山駅 11:45着

 終点の 電鉄富山駅 に到着しました。立山駅 から 1時間8分6:15 に出発した 信濃大町駅 から 5時間30分 の旅でした。
  富山地方鉄道本線 は、電鉄富山−宇奈月温泉 間 53.3km の路線です。今、そのうちの 電鉄富山−寺田 間 9.8km だけ乗りました。残りの 寺田−宇奈月温泉 間 は、明日乗車する予定です。
 電鉄富山駅 に到着して、ビックリしてしまいました。隣のホームに 京阪電鉄テレビカー が停車しているのですが、途中で見かけたのは違って 京阪時代 の塗装の車両です。しかも、ダブルデッカー(2階建て車両) も連結しています!


電鉄富山駅に停車中のテレビカー

中間に組み込まれたダブルデッカー

 この写真では分からないかと思いますが、車体の側面には、時代祭行列絵図 が描かれています。
 いや〜、まいりました。私も、京阪 から ダブルデッカー が譲渡され、運用についていたのは知っていましたが、まさか 電鉄富山駅 で出迎えてもらえるとは全く予想していませんでした。もちろん、まだ他に乗るべきものがあるので、この列車に乗って折り返してしまうわけにはいかないのですが、そういう衝動にかられたのは言うまでもありません。


電鉄富山駅 駅名標

電鉄富山駅 ホームに飾られた各種ヘッドマーク

いいですねえ、この ヘッドマーク たち!

電鉄富山駅 改札口から見たホーム

 電鉄富山駅 のホームは、頭端式 になっています。遠路はるばるやってきた身には、この雰囲気が好ましく感じられます。


JR富山駅

 富山地方鉄道電鉄富山駅 は、JR富山駅 に隣接しています。その 富山駅 は、北陸新幹線 の工事に合わせて改築中です。
 今、自分が 富山駅 にいるのが、なんだか不思議な気がしてしまいます。それは、立山黒部アルペンルート という、私にとって未知のルートを通ってきたからなのでしょう。ですが、今、たしかに 富山駅 にいるのです。まぎれもなく、富山 にやってきたのです。



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