札幌市営地下鉄 東西線 に乗車し、新さっぽろ駅 にやってきました。
　これで、まだ乗っていないのは、あと 東豊線 だけになりました。というわけで、その 東豊線 に乗るために、大通駅 まで引き返しました。

　新さっぽろ 11:05 → 札幌市営地下鉄 東西線 → 大通 11:25

　東豊線 は 栄町−福住 間 の路線ですが、先に南側の 福住駅 へ向かい、そのあと折り返して北側の 栄町駅 へ向かうことにします。

　車両は、7000形 で 4両 です。
　札幌市営地下鉄 には、すでに乗車した 南北線、東西線 と、この 東豊線 の3つの路線がありますが、最初に開業したのは、それぞれ

　南北線 1971年 （北24条−真駒内 間）
　東西線 1976年 （琴似−白石 間）
　東豊線 1988年 （栄町−豊水すすきの 間）

　で、東豊線 が一番新しい路線ということになります。（※）

（※） ただし、延伸開業した区間を含めると、1999年に開業した 東西線 の 琴似−宮の沢 間 が一番新しいと言えます。

　ですが、この 7000形 は、東豊線 の開業当初から使われているため、その後に投入された 南北線 の 5000形、東西線 の 8000形 よりも古く、札幌市営地下鉄 の現役の車両の中では一番古株です。また、これは偶然なんですが、やってきたのは 7000形 の中でも一番最初に製造された、いわゆる 1次車 でした。つまり、札幌市営地下鉄 の現役の車両の中で、一番古い車両に乗車していることになります。

　学園前駅 という駅は、昨年末に乗りつぶした 近畿日本鉄道奈良線 にもありました。こちらの 「学園」 は 北海学園 のことで、甲子園 によく出てくる 北海高校 ってここにあるんですね。

　乗っていて気がついたのですが、ドアの上部に紙の 路線図 があります。よく見ると、

　「進行方向に向かって ○左ドア ○右ドア が開閉します」

　とあって、各駅の駅名の下にその○印らしきものがあるのですが、色あせてしまってどの駅が右でどの駅が左なのか区別がつかなくなってしまっています。さすがに、一番年季が入っている車両だけあります。
　ちなみに、特に写真は載せませんでしたが、南北線 で乗車した 5000形、東西線 で乗車した 8000形 では、ドアの上部には LED式の案内表示器 が設置されていました。

終点の 福住駅 に到着しました。

　全く個人的な話ですが、知り合いに 福住さん という人がいるのでちょっと不思議な感じがします。むろん、それを言えば、横浜さん や 札幌さん という人だっているかもしれませんが。

　もちろん、私は初めて来たのですが、この駅は 札幌ドーム の最寄り駅なのですね。なので、北海道日本ハムファイターズ の横断幕やフラッグがあります。

　これは、多分、札幌ドーム でナイターが行われるときのことを言っているのだと思いますが、乗りきれないほど混雑することがあるのでしょうか？だとしたら、すごいですね。私自身も、もしかしたら、次にこの駅を訪れるときは野球観戦だったりして。

　左の建物は、イトーヨーカドー です。
　さて、今朝 札幌駅 に着いてから、ここまで脇目も振らず乗りつぶしに励んできましたが、おかげでかなり時間に余裕があります。思いのほか天気も良くなっていますし、せっかくなので 札幌ドーム の近くまで行ってみることにします。

　札幌ドーム への途中で、白い恋人 （というか、よく考えてみたら コンサドーレ札幌 のユニホームでした）を発見しました。やっぱり、札幌 のお土産といえば、白い恋人 ですね。

　これが 札幌ドーム か！ なんだか UFO みたいですね。
　初めて来ましたが、しかし、よく考えてみたら野球でもサッカーでもなければ、コンサートのために来たわけでもありません。もちろん、乗りつぶしのために 札幌 までやって来たのです。今さらながら、本来の目的を思い出しました。
　というわけで、この↑↑写真を撮っただけで、さっさと 福住駅 まで引き返し、折り返すことにしました。

　途中、大通駅 までは今来た道を引き返し、その先が初めて乗車する区間ということになります。また、この列車で終点の 栄町駅 まで行けば、その時点で 地下鉄 と 市電 を合わせ、札幌市交通局 の 鉄道路線 を 完乗 したことになります。

　さて、大通駅 からは初めて乗車する区間ですので、もちろん各駅で写真の１枚でも撮りたいところなのですが、さっぽろ駅 が近づくにつれどんどん車内が混んできて写真どころではなくなってしまいました。まだお昼ですから、これから買い物などに出かける人もいるでしょうし、混雑するのは仕方がありません。先頭車の一番前のドアのところに乗っているのですが、乗ったところもよくなかったのでしょうか。
　というわけで、

　大通駅 12:25発
　さっぽろ駅 12:26発

　と通りすぎましたが、特に さっぽろ駅 では、周りの方がみんな下車するので、私も一回降りてもう一度乗らなければならないほどでした。さっぽろ駅 を過ぎればかなり空くだろうと思っていたのですが、たしかに空くには空いたのですが、それでも立っている人も結構いて思ったほどではありません。

　元町駅 というと 阪神電鉄 にもありますが、我が横浜の 横浜高速鉄道 みなとみらい線 の 元町・中華街駅 も、計画の段階では 元町駅 と呼ばれていました。中華街の方から 「中華街も入れてよ」 ということになり、元町・中華街駅 になったわけです。すみません、横浜 の話になってしまいました。

　さっぽろ駅 から遠ざかれば遠ざかるほどどんどん空いてくるだろう、と思っていたのですが、それほど途中駅で下車するわけでもなく、意外と混んでいます。それによく観察してみると、お子さんを含む家族連れの方々が結構いらっしゃいます。ここまで来て、やっと分かりました。

　「あっ！雪まつり に行くのか！この人たちは！」

　私は 雪まつり に行きたいわけではないので、特にそれについて調べてくるとかはしなかったのですが、雪まつり の会場は3か所あって、そのうちの つどーむ会場 というのが鉄道での最寄駅は、この 東豊線 の終点の 栄町駅 になるのです。どうりで混んでいるはずです。やっと合点がいきましたが、まもなくその 栄町駅 に到着です。

　終点の 栄町駅 に到着しました。
　この↑↑写真は、回送列車 となって走り去っていくのを後追いで撮影したものです。なぜ、こういう写真しか撮れなかったのかは理由があります。決して悪口とか文句とかいうことではないので、その点は誤解しないで下さい。
　栄町駅 に到着すると、いつもの通り先頭車の一番前のドアから下車して、ささっとカメラを構えましたが、電車をバックに記念撮影を始めた家族連れの方がいらっしゃったのです。この 栄町駅 は、東西線 の 新さっぽろ駅 もそうでしたが、到着したホームでそのまま折り返すのではなく、いったん 引き上げ線 に入ってから折り返すようになっています。回送列車 になって発車するまでの停車時間はとても短く、ここまで乗ってきた方々が下車するとすぐにドアが閉まって発車してしまいました。というわけです。
　多分、記念撮影をされていたご家族の方々も、雪まつり のためにこの駅までいらしたのでしょう。札幌 に限らず、東京 でも 横浜 でも、日ごろ 地下鉄 で電車をバックに記念撮影をする人はあまりいないのではないかと思いますが、これも 雪まつり のおかげなのかしれません。きっとあのご家族にとっては、雪まつり の思い出とともに、地下鉄 で一緒に撮影した写真がいつまでも記念に残るのでしょう。

　写真はどうであれ、これで 札幌市営地下鉄 東豊線 を乗りつぶし、同時に 札幌市交通局 の 鉄道路線 の 完乗 を達成しました。

　雪まつり だからなのかわかりませんが、こんなのがありました。雪だるま と、真ん中と右のは 電車 なのでしょう。小さいお子さんを電車に乗せて、記念撮影をしている方もいらっしゃいました。

駅前から、雪まつり の つどーむ会場 へ シャトルバス が出ていました。

　さて、これで今日乗りたかったものには、みんな乗りました。
　まだ時間は早いので 雪まつり へ行ってみてもよいのですが、「はまなす」 では寝ていませんしさすがに疲れました。早めにホテルへ行って、とっとと寝ようと思います。というわけで、すぐに折り返し さっぽろ駅 へ戻りました。

　栄町 13:03 → 札幌市営地下鉄 東豊線 → さっぽろ 13:14

　明日は早起きをして、13年ぶりに ＪＲ北海道 札沼線 に乗車する予定です。3,4日目へ 続きます。