● 2013年2月9日（土）

　引き続き、急行「はまなす」 に乗車しています。
　1:10、10分遅れ で 函館駅 に到着しました。ここで、機関車 を ED79 から DD51 に付け替えるのですが、進行方向も変わります。よって、ここまで牽引してきた ED79 の写真を撮影し、さらにここから牽引していく DD51 の写真も撮りたければ、ホームの端から端まで移動しなければなりません。ホームにも雪が積もっていますので、小走りになりながらも転ばないように気を付けました。

　1:23、函館駅 を発車しました。到着は 10分遅れ でしたが、停車時間を削り 定刻 での発車となりました。

　函館駅 での停車中に、急いで各車両の車番を確認しておきました。本日の編成は、先頭（函館駅発車時点）から以下の通りです。

　DD51 1083 （函館−札幌 間）
　11号車 普通車自由席 スハフ14 502
　10号車 普通車自由席 オハ14 504
　 9号車 普通車指定席 オハ14 511
　 8号車 普通車指定席 スハフ14 555
　 7号車 普通車指定席 スハフ14 508
　 6号車 普通車指定席（ドリームカー） オハ14 503
　 5号車 普通車指定席（ドリームカー） オハ14 510
　 4号車 のびのびカーペットカー オハ14 515
　 3号車 普通車指定席 スハフ14 556
　 2号車 Ｂ寝台（金帯） オハネ24 503
　増21号車 Ｂ寝台（金帯） オハネ24 501
　 1号車 Ｂ寝台（白帯） スハネフ14 552
　ED79 11 （青森−函館 間）

　ちなみに、ドリームカー は 普通車指定席 ではありますが、特急列車の グリーン車 の座席を転用しておりちょっとお得な車両です。

　ドリームカー の座席の方が、ゆったりした感じなのがお分かりいただけるでしょうか。今日の場合は増結していることもあり、同じ 普通車指定席 でも ドリームカー とそうでない車両がありますので、可能であれば ドリームカー の号車を指定して切符を買った方がお得なわけです。
　しかし、さらに上があって、のびのびカーペットカー はこんな↓↓感じです。

　すみません、車外から撮影したこともあり、ちょっと分かりずらいかもしれませんが、寝台車ではないものの、とにかく横になって寝そべることができるわけです。しかも料金は、普通車指定席 と同じです。つまり、お得感で言えば、

　のびのびカーペットカー ＞ ドリームカー ＞ ただの普通車指定席

　といった感じになるでしょう。

　函館駅 からは、言うまでもなく 函館本線 です。それまでにも増して、人家の灯りが乏しくなったような気がします。明るい時間であれば、このあたりでは 駒ヶ岳 のきれいな姿を楽しむことができるのですが、この時間帯ではどうにもなりません。途中、駒ヶ岳駅 という駅もありますが、いつの間にか通り過ぎたようです。
　我が 「はまなす」 は、急ぐわけでもなくのんびり走ります。函館駅 から 札幌駅 までは、「スーパー北斗」 であれば最速で3時間ですが、この列車は 4時間44分 もかかります。むろん、この車両たちに 「スーパー北斗」 と同じ走りをさせるのは無理ですが、もしそれができたとしたら、朝になる前に 札幌駅 に到着してしまうでしょう。急ぐことはできませんが、かといって急ぐ必要もないのです。
　函館駅 で進行方向が変わり、それまで先頭だった 1号車 が一番後ろになりました。私がいる 増21号車 は、1号車 の1つ前の車両です。1号車 の後方のデッキから、暗闇の中に流れゆく景色を楽しめるかと思い、ちょっと行ってみることにしました。もちろん、みなさんお休みになっている時間ですので、物音を立てないよう注意して移動しました。

　1号車 のデッキにくると、ちょっと驚いてしまいました。窓ガラスが凍りついていて、景色のけの字も見えません。でも、これも雪国の旅だからこそなのかもしれません。

　この列車は、ここから 室蘭本線 に入ります。倶知安駅、小樽駅 などを経由する 函館本線 の方が 札幌駅 までの距離は短いのですが、線形が悪いため時間がかかります。よって、この 「はまなす」 を含め、優等列車は一部の臨時列車を除いてすべて 室蘭本線 を経由します。
　もし、どうしてもここで 函館本線 に乗り換えたいという人がいれば、6:12発 の 小樽行き という列車があります。しかし、この季節、この時間にここで3時間も待つというのは、ちょっと耐えられるでしょうか。さすがに、私は試してみる気にはなれません。

　4時半ごろ、さすがにちょっと眠くなってきました。しかし、せっかくの 寝台車 なのに寝てしまったらもったいないです。それに、今寝たら、次に目が覚めるのは車両基地なんてことにもなりかねませんので、もう起きているしかありません。

　5:14、車内が明るくなり、今朝最初の 車内放送 がありました。
　日が長い季節ならもう明るくなっている時間かもしれませんが、今の季節はさすがにまだ真っ暗です。

　南千歳駅 では、ホームで雪かきをしている方がいらっしゃいました。夜のうちに降り積もった雪もあったのでしょう。朝早くから御苦労さまです！

　千歳駅 では、ホームが短いため後方の 3両 はドアが開きませんでした。繰り返しになりますが、通常なら 7両 のところ、今日は 5両 も増結しています。「ホームが短い」 と書きましたが、この駅に 12両編成 の列車が停車するのは、そんなにたくさんはないことなのでしょう。

　新札幌駅 では、やはりホームが短いため、今度は後方の 4両 のドアが開きませんでした。
　写真の左側に、札幌市営地下鉄 東西線 の 新さっぽろ駅 の入口が見えています。札幌市営地下鉄 には、あとで全線まとめて乗車する予定です。そもそも、そのためにわざわざやってきたのでした。
　それにしても、どういうわけか遅れが少しずつ拡大してきています。まあ、もうどうでもいいことです。この季節に、無事に 札幌 まで来れたわけですから、何分かの遅れなんて誤差の範囲と思うべきでしょう。

　まもなく、終点の 札幌駅 に到着します。

　6:14、7分遅れで 札幌駅 に到着しました。
　この写真は、後方の 1号車 です。こんな形相になっていたんですね。これじゃあ、デッキから景色なんて見えるはずがありません。

「はまなす」 同じく札幌駅

　さて、3年ぶりに 札幌駅 にやってきました。
　もうこれだけでも満足してしまいそうですが、これからやっと 乗りつぶし が始まります。