旅行日記 2011へ TOPページへ

群馬!群馬!群馬!ちょっとだけ栃木!(2011年9月10日)(6/6)

前へ 1 2 3 4 5 6

 神戸駅 からは、「トロッコわたらせ渓谷号」 に乗車します。
 わたらせ渓谷鐵道 では、週末を中心に トロッコ列車 を運行しています。それが、「トロッコわたらせ渓谷号」 です。
 この列車は、DE10 が4両の客車を牽引するのですが、まん中の2両が トロッコ、両端の2両は JR から譲渡された 旧12系客車 です。
 今度の トロッコ列車 は、上りの 大間々行き なので、この列車で、いったん 水沼駅 まで引き返す形になります。
 なお、この 「トロッコわたらせ渓谷号」 には、「ぐんまワンデーパスSP」 では乗車できませんので注意が必要です。
 私は、事前に購入していた 乗車整理券 のほかに、神戸駅 の自動販売機で 水沼駅 までの乗車券を購入して乗車しました。


「トロッコわたらせ渓谷号」 大間々行き 神戸駅 15:14発

「トロッコわたらせ渓谷号」のヘッドマーク

車内

 案の定、トロッコ の車両は、家族連れなどで混雑していたので、私は 12系客車 の方にいました。
 「せっかくのトロッコ列車なのに・・」 と思われるかもしれませんが、私には 12系客車 の方が性に合っているのです。
 12系 は、今では少なくなりましたが、私が子供のころは、主に 急行列車 としてあちこちで活躍していました。とても懐かしい車両です。


15:15

15:20

水沼駅 15:36着

 わずか22分でしたが、ディーゼル機関車 に牽かれてのんびり走る列車はよかったです。「また乗りたいなあ〜」、と思いました。

 このあとは、再度、下り列車に乗車し終点の 間藤駅 を目ざします。


間藤行き 水沼駅 15:43発

16:09、神戸−沢入 間

 草木トンネル に突入します。
 この区間は、草木ダム の建設によって線路が付け替えられたところです。
 草木トンネル 経由の新線に付け替えられたのは、1973年のことでした。


16:17、神戸−沢入 間

 およそ8分かけて 草木トンネル を抜けると、すぐに橋梁を渡りました。
 ここから先は、渡良瀬川 は、進行方向左側になります。

16:23、沢入−原向 間

 渡良瀬川 も水量が減り、渓谷らしくなってきました。

 このあと、群馬県栃木県 の県境にある 笠松トンネル を抜け、16:26栃木県 に突入しました。
 すると、あろうことか雨が降ってきました。
 ここまでは天気に恵まれていましたが、栃木県 に入ったとたんに雨とはどういうことなのでしょうか?


16:27、沢入−原向 間

すでに 栃木県 に入っています。

原向駅 16:29発

16:33、原向−通洞 間

16:34、原向−通洞 間

 日光市足尾地区 の中心地である 通洞駅 が近づくと、沿線に人家が増え、街らしくなってきました。
 銅山観光 をするなら、通洞駅 が下車駅です。次の機会には、ぜひ 銅山観光 もしてみたいと思います。


16:37、足尾駅停車中

 足尾駅 の構内には、キハ35キハ30 などが保存されています。
 4年前に訪れたときには荒れ放題だったのですが、その後整備されたようです。今回は素通りしてしまいますが、足尾駅 も途中下車をしてみたい駅の1つです。


16:40、足尾−間藤 間

間藤駅に到着します!

間藤駅 16:40着

間藤駅 駅名標

間藤駅 駅舎

駅舎内に貼られた、宮脇俊三氏の自筆原稿

 駅舎の中には、故・宮脇俊三氏 の自筆原稿などがありました。
 宮脇氏 は、私が子供のころから活躍していた 紀行作家 で、2003年に亡くなるまで多くの作品を残しました。
 その処女作 「時刻表2万キロ」 は、当時の 国鉄乗りつぶし を記したもので、私のような 乗りつぶし を志向する人にとってはバイブルのような存在です。
 宮脇氏 が、当時の 国鉄全線の完乗 を達成したのは、この 間藤駅 でした。

 さて、乗るべきものにも乗り、あとは帰るだけになりました。
 間藤駅 から折り返しの 17:15発 の列車に乗車し、桐生駅両毛線小山駅 からは 湘南新宿ライン にそれぞれ乗り換え、横浜駅 には 22:06 に到着しました。


桐生駅 18:40着

小山駅 19:56着

横浜駅 22:06着

 今回は、「ぐんまワンデーパスSP」 を使って、1日でまわったため駆け足になりましたが、上信電鉄 も、上毛電気鉄道 も、わたらせ渓谷鐵道 も、それぞれもっと時間をかけていろいろ 途中下車 してみたりする価値のある路線だと思います。
 それは、「また次の機会の楽しみにしたい」 と思っています。
 「群馬!群馬!群馬!ちょっとだけ栃木!」 の旅はこれでおしまいです。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました。m(_ _ )m

 −終わり−



前へ 1 2 3 4 5 6

旅行日記 2011へ TOPページへ