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吾妻線 と 川原湯温泉 (2013年8月24日)(3)
〜吾妻線(2)〜

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 川原湯温泉王湯露天風呂 に入ったあと、川原湯温泉駅 に戻ってきました。
 吾妻線 の旅を再開しますが、どうせなら終点の 大前駅 まで行きたいと思います。ですが、次の 大前行き12:57発 までなく、まだ1時間以上あります。大前駅 まで行く列車は、1日にたったの 5本(片道) しかないのです。それまでの間に、下り だけで、

 12:08発 普通 長野原草津口行き
 12:25発 特急「草津1号」 万座・鹿沢口行き

 がやってきましたが、いずれも 大前駅 には行きません。また、今日は 青春18きっぷ ですので、どっちにしても 特急 には乗れません。これらの列車は写真を撮ったりして見送り、大前行き の時間まで 川原湯温泉駅 で過ごしました。そして、やっと 大前行き の時間になりました。


JR東日本 吾妻線 普通 大前行き 川原湯温泉駅 12:57発

 車両は、またもや 115系3両 です。あとで車番を確認したところ、先頭から、

 クモハ115 1029
 モハ114 1039
 クハ115 1029

 でした。(1)で、吾妻線普通列車 には 107系 も運用についていると書きましたが、まだまだ 115系 の列車も多いようです。いずれは引退する時が来るのだとは思いますが、可能な限りがんばってほしいものです。


12:57 川原湯温泉−長野原草津口 間

 吾妻川 を渡っています。川原湯温泉駅 の手前で 吾妻川右岸 に移っていましたが、ここでまた 左岸 に移ります。


13:00 川原湯温泉−長野原草津口 間

 不動大橋(湖面2号橋) の下をくぐりました。この橋は、もう開通しているようです。かなり高いところを通っていますから、眺めはよいかもしれません。
 写真はありませんが、このあと 丸岩大橋(湖面3号橋) の下もくぐりました。


13:03 川原湯温泉−長野原草津口 間

 建設中の新線 が合流してきました。岩島−川原湯温泉 間 で分かれていった、あの線路です。もう、かなり形になっていますね。非電化 の路線であれば、列車が走ってきても不思議ではないような気がしてしまいます。


長野原草津口駅 13:04発

 この 長野原草津口駅 は、その名の通り 草津温泉 への玄関口です。さすがは 草津温泉 で、下車する人も多いです。私は、以前、尻焼温泉 という温泉を家族と2回訪れているのですが、その 尻焼温泉 も、この駅から バス で行きます。その 尻焼温泉 は、川底から温泉が湧き出ていて、川全体が大きな 露天風呂 のようになっています。草津温泉 もよいですが、個人的には、この 尻焼温泉 もなかなかお勧めです。
 柱が重なってしまいましたが、この↑↑写真に写っているのは 13:05発上り 高崎行き です。この列車はこの駅が 始発駅 なのですが、私が 川原湯温泉駅 で見送った 12:08発 長野原草津口行き の折り返しではないかと思います。


13:05 長野原草津口−群馬大津 間

 進行方向右側、錆ついた ガーター橋 が見えます。あれは、まだこの 吾妻線長野原線 と呼ばれていたころの、長野原駅(現・長野原草津口駅) から 太子駅 まで伸びていた線路の跡です。長野原−太子 間 は、1970年(昭和45年)廃止 になりましたが、当時は、まだ 長野原−大前 間 は開業していませんでした。現在の 大前駅 まで開業したのは 1971年(昭和46年) のことで、同時に 長野原線 から 吾妻線 に改称されたのでした。
 長野原駅 から 太子駅 までは、当時の 営業キロ5.8km しかなく、廃線めぐり をしてみるのにはちょうどよい距離のようにも思われます。また、その 廃線跡 の様子は、もう18年も前に発行されたものですが、「鉄道廃線跡を歩く」(宮脇俊三 編著)(JTBキャンブックス) でも紹介されています。今回も素通りしてしまいますが、いつか、私もあの線路跡をめぐってみたいと思います。


13:07 長野原草津口−群馬大津 間

13:09 群馬大津−羽根尾 間

羽根尾駅 13:11発

 隣のホームに、185系 がいます。あれは、昔の 157系 の塗装を模したものですが、先ほど 川原湯温泉駅 で見送った 特急「草津1号」 があの車両でした。終点の 万座・鹿沢口駅 では折り返しの時間まで留置しておくスペースがないため、わざわざ回送しているのでしょう。
 この↑↑写真には移っていませんが、さらにもう1本向こう側の 側線 にも 185系 が留置されていました。これは、多分、土曜・休日運転特急「草津31号」 でやったきた車両ではないかと思います。
 私は、この 吾妻線長野原草津口駅 から先に乗車するのは 15年ぶり なのですが、前回乗車したときは、この駅の 側線旧型客車 が留置されていたと記憶しています。

 「あの客車はなんだったのかなあ?」

 と、今思うと不思議な感じがします。


13:14 羽根尾−袋倉 間

袋倉駅 13:15発

13:18 袋倉−万座・鹿沢口 間

 進行方向右側、吾妻川 と寄りそっています。さすがに 吾妻線 です。最初から最後まで、ほぼ 吾妻川 とともに進んできました。なお、羽根尾−袋倉 間 で、吾妻川左岸 から 右岸 に移っています。


万座・鹿沢口駅 13:19発

 吾妻線 は次の 大前駅 までですが、上野駅 からの 特急「草津」 であればこの駅が終点です。くどいようですが、ここから先、大前駅 まで行く列車は、1日にたったの 5本(片道) しかありません。地元の方には申し訳ないですが、なんでわざわざ 大前駅 まで作ったんでしょうね。


13:21 万座・鹿沢口−大前 間

まもなく、終点の 大前駅 に到着します。

大前駅 13:22着

 終点の 大前駅 に到着しました。繰り返しになりますが、私にとってこの駅にやってきたのは 15年ぶり です。
 それにしても、鉄道ファン の多いこと! 大雑把ではありますが、40〜50人ぐらいはいます。私もその一人ではありますが、みなさん、この 大前駅 に到着するとともにパシャパシャと写真を撮り始めました。途中の駅で少しずつ乗客は減っていましたが、そのたびに 鉄道ファン の割り合いが高くなり、結局、最後の方はほとんど 鉄道ファン しか乗っていなかったのではないでしょうか。
 前回、15年前に私がこの駅に来た時も、やはり 青春18きっぷ の期間中で、かつ、今日のように暑い季節でした。しかし、その時は夕方の列車でやってきたためか、もっと閑散としていたような気がします。1日5本しかなく、しかも日中の列車はこれだけですから、大前駅 にやってきたい 鉄道ファン の人たちは、この列車に集中してしまうのかもしれません。


大前駅 ホーム先端より終点方向をのぞむ

100mぐらいでしょうか、ホームからさらに線路が続いています。

大前駅 駅名標

大前駅 道祖神

ホームには、可愛らしい 道祖神 が祀られています。

同じく 大前駅

 この写真は、大前踏切 から撮影しています。

 大前駅 に到着してから22分後、13:44発高崎行き大前駅 を後にしました。私と同じ列車に乗ってきた 鉄道ファン の方々も、みなさん、同じ列車に乗車されたのではないでしょうか。13:44発 の次は、17:12発 までありません。

 そのあと、以下のように乗り継いで 横浜 の自宅まで帰りました。

 大前 13:44 → 吾妻線 普通 高崎行き → 万座・鹿沢口 13:48
 万座・鹿沢口 14:40 → 「はちおうじやまどり」 八王子行き → 高崎 16:10
 高崎 16:14 → 湘南新宿ライン 快速 小田原行き → 大船 18:54

 帰りはちょっと変化を付けて、万座・鹿沢口駅 から 高崎駅 まで、快速「はちおうじやまどり」 に乗車しました。


快速「はちおうじやまどり」 八王子行き 万座・鹿沢口駅 14:40発

 終点の 八王子駅 までだと 満席 でしたが、途中の 高崎駅 までなら、なぜか昨日(8月23日)でも 指定席 が取れたのでした。

 吾妻線川原湯温泉 の旅は、これでお終いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。


 −終わり−



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