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吾妻線 と 川原湯温泉 (2013年8月24日)(1)
〜吾妻線(1)〜

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● 2013年8月24日(土)
No. 発駅 時刻 路線、列車 着駅 時刻 掲載
1 大船 6:10 湘南新宿ライン 快速 高崎行き 高崎 8:50
2 高崎 9:12 吾妻線 普通 長野原草津口行き 川原湯温泉 10:26 (1)
3 川原湯温泉で入浴 (2)
4 川原湯温泉 12:57 吾妻線 普通 大前行き 大前 13:22 (3)
5 大前 13:44 吾妻線 普通 高崎行き 万座・鹿沢口 13:48
6 万座・鹿沢口 14:40 快速「はちおうじやまどり」 八王子行き 高崎 16:10
7 高崎 16:14 湘南新宿ライン 快速 小田原行き 大船 18:54

● 2013年8月24日(土)

 以前から、久しぶりに 吾妻線 に乗りに行きたいと思っていました。というのも、吾妻線沿線川原湯温泉 は、八ッ場ダム の建設とともに水没する運命にあり、かつ、吾妻線 も、川原湯温泉駅 を含む、岩島−長野原草津口 間 で線路が付け替えられることになっているのです。何年何月に新線に切り替えられるのか私は知りませんが、と言っても、そう遠い話でもないように思われます。吾妻線 には過去にも乗ったことはありますが、できれば今のうちにもう一度乗っておきたいと思っていたわけです。
 また、私はまだ、川原湯温泉 を訪れたことはありません。日ごろは列車に乗るだけで楽しめる私も、水没してしまうと言われると、その前に一度くらい訪れておきたいと思ってしまいます。
 八ッ場ダム をご存じない方は、多分いらっしゃらないでしょう。民主党政権時代 にいろいろ話題になった、あの 八ッ場ダム です。私は単なる 鉄道ファン でしかなく、八ッ場ダム が良いのか悪いのかは全く分かりません。よって、ここで 八ッ場ダム の是非を論じるつもりは全くありませんので、あらかじめご承知置き下さい。
 というわけで、今朝は早起きをして、湘南新宿ライン高崎駅 へ向かいました。昨日は大雨のため、吾妻線中之条−大前 間 で夕方から 運転見合わせ になっていたようですが、念のため、自宅の最寄駅で駅員さんに確認したところ、今朝は遅延などの情報は入っていないとのことでした。

 大船 6:10 → 湘南新宿ライン 快速 高崎行き → 高崎駅 8:50

 8:50高崎駅 に到着しました。
 いよいよ 吾妻線 に乗車します。と言いましても、途中の 渋川駅 までは 上越線 で、その先が 吾妻線 です。


JR東日本 吾妻線 普通 長野原草津口行き 高崎駅 9:12発

 この列車で、川原湯温泉駅 へ向かいます。
 車両は、115系3両 です。以前にも書いたことがありますが、私は高校生のとき、毎日のように 115系 に乗って通学していました。それだけに、私にとってはとても懐かしい車両です。吾妻線普通列車 には、115系 の他に 107系 も運用についているようですが、115系 に当たったのは私にとってはとてもラッキーです。ちなみに、車番を確認したところ、前から順に、

 クモハ115 1031
 モハ114 1041
 クハ115 1031

 でした。

 9:12高崎駅 を発車しました。土曜日ですしこれから 吾妻線沿線温泉 へでもおでかけになるのでしょうか、私が乗車している先頭の車両には、数名のグループもいくつか乗車しており、立つ人も10人ぐらいいらっしゃいます。
 繰り返しになりますが、途中の 渋川駅 からが 吾妻線 です。高崎駅 から 高崎問屋町駅井野駅 と通り過ぎ、9:23発新前橋駅 までは、6月に 両毛線 に乗車した時にも通りました。新前橋駅 を発車するとその 両毛線 と分かれ、群馬総社駅八木原駅渋川駅 の順に停車していきます。


9:31 群馬総社−八木原 間

 進行方向右側、群馬の名峰、赤城山 です。
 障害物が少ないので、とても目立ちます。


9:35 八木原−渋川 間

 進行方向左側には、榛名山 です。赤城山 もそうですが、榛名山 も峰がたくさんあるので、どの峰が何山なのか、私にはさっぱりわかりません。地元の人はもちろんですが、山に詳しい方なら、こういうこともよくご存じなのでしょう。


渋川駅 9:37着 9:38発

 ここから、いよいよ 吾妻線 に入ります。私にとって 吾妻線 に乗車するのは6年ぶりで4回目です。と言っても、そのうち2回は途中の 長野原草津口駅 までで、その先、終点の 大前駅 までとなると15年ぶりで2回目ということになります。


9:39 渋川−金島 間

 進行方向右側、上越線 の立派な 複線 が分かれていきます。上越新幹線 ができるまでは、あちらは 首都圏新潟 を結ぶ大動脈だったわけですから、複線 なのも当然です。それに対して、こちらの 吾妻線単線 です。


金島駅 9:44発

9:45 金島−祖母島 間

 進行方向右側、今度は 子持山 でしょうか。先ほどの 赤城山榛名山 でもそうですが、こういう路線では、山に詳しい方と一緒に乗ると、いろいろ教えてもらえてよいかもしれません。まあ、私の場合は、山登り に誘われてもそれはそれで困るのですが・・。


9:46 金島−祖母島 間

 上越新幹線高架線 の下をくぐります。この路線に乗るといつのことですが、「もしお互いに、ここに駅があれば乗り換えができるのに・・」、と思ってしまいます。実際に、そういう話があったこともあるらしいです。とは言え、採算や技術的な問題などもあるのか、それができるのならとっくの昔にそうなっているのでしょう。


9:49 祖母島−小野上 間

 吾妻川 を渡っています。上の方でも書きましたが、昨日は大雨だったそうで、流れる水も多くなっているでしょうか。ここから先は、この 吾妻川左岸 を進んでいきます。


小野上駅 9:53発

 この 小野上駅 では、駅のすぐ近くで 砕石 の採掘をしているそうです。Wikipedia によると、その 砕石 は、JR東日本高崎支社管内 の鉄道施設に使われるのだとか。もしかして、ここまで乗ってきた、高崎線上越線バラスト にも使われているのでしょうか?


9:55 小野上−小野上温泉 間

9:57 小野上温泉−市城 間

 進行方向左側、吾妻川 のすぐ近くを行きます。やはり、水量が多いように思います。くどいようですが、昨日の大雨の影響でしょう。


市城駅 10:00発

 ホームに、黄色やオレンジ色の が咲いています。明確に花壇があるわけではありませんが、規則的に並んでいますし、地元の方か、もしくはJRの方が植えたものではないでしょうか。(違っていたらすみません)
 それにしても可愛らしい花ですが、何という花でしょうか? あとでネットなどで調べたところ、マリーゴールド という品種にも思えましたが・・。(これも違っていたらすみません) こういうことも、分かる人になりたいものです。私みたいに、鉄道に乗ってるだけでは無理でしょうか。まあ、鉄道に乗ってるだけで充分に楽しいですが。


10:02 市城−中之条 間

 吾妻川 から分かれた、支流を渡っています。
 この支流は、 名久田川 というようです。


中之条駅 10:04発

 この 中之条駅 は、四万温泉沢渡温泉 への玄関口です。この駅で下車していかれる方もいらっしゃいましたが、もしかすると、その 四万温泉沢渡温泉 へ向かう方々なのかもしれません。
 ちなみに、四万温泉 は、私ももう17年も昔のことですが、一度だけ他の温泉へ行った帰りに寄り道したことがあります。その時は、温泉街の中に残っている、共同浴場 をいくつかまわりました。


10:10 群馬原町−郷原 間

 隣の 国道145号 を行く と競争みたいになっていますが、こちらの方がちょっと分が悪いでしょうか。


郷原駅 10:12発

 上り 高崎行き との行き違いです。あちらも 115系 です。なんとか、あちらの姿を写真に収めようと思いましたが、角度的に入りきりませんでした。orz


10:16 矢倉−岩島 間

岩島駅 10:19発

次は、川原湯温泉駅 です。

10:21 岩島−川原湯温泉 間

 上の方でも書きましたが、次の 川原湯温泉駅 の周辺は、八ッ場ダム により水没してしまいます。よって、この辺りから 長野原草津口駅 まで線路が付け替えられるのですが、その 建設中の新線 が分かれていきます。まだ 架線柱 はありませんが、レール も敷かれており、かなり形になっているのが分かります。もしかすると、次にこの 吾妻線 に乗りに来る時には、あちらの線路を通ることになるのかもしれません。


10:23 岩島−川原湯温泉 間

 この辺りは、吾妻渓谷 を進みます。と言っても、車内からその 渓谷美 を楽しむのはちょっと難しいでしょうか。
 なお、ちょうどこの辺りで、「日本一短いトンネル」 として有名な 樽沢トンネル を通過しました。樽沢トンネル は、たったの 7.2km しかありません。よって、通り過ぎるのもあっという間で、気にはしていても、「今のがそうだった?」 となってしまいます。吾妻線 と言えば、樽沢トンネル を通過している列車の写真がよく出てきますが、1両の半分もトンネルの中に収まらないわけですから、なかなか特徴的な写真が撮れるわけです。私は乗る方ばかりですが、写真を撮りたくなる気持ちも分かります。


10:25 岩島−川原湯温泉 間

 「歓迎 なつかし あたらし 川原湯温泉」

 と記された看板が出迎えてくれています。まもなく、川原湯温泉駅 に到着します。


川原湯温泉駅 10:26着

 川原湯温泉駅 に到着しました。先頭の車両からは私だけでしたが、駅舎に近い後ろの車両からも5,6名の方がこの駅で下車されました。もしかすると、私と同じように、水没する前に訪れておこうという方たちなのかもしれません。



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