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南海電鉄 乗りつぶし (2日目)(2013年8月16日)(4)
(南海本線、和歌山港線、加太線、和歌山電鐵)
〜和歌山電鐵〜

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 南海電鉄 加太線 加太駅 から 和歌山市駅 まで引き返し、さらに JR西日本 紀勢本線 に乗り換えて 和歌山駅 へ移動しました。

 加太 9:02 → 加太線 普通 和歌山市行き → 和歌山市 9:26
 和歌山市 9:52 → 紀勢本線 普通 和歌山行き → 和歌山 9:59

 次は、和歌山電鐵 貴志川線 に乗車します。和歌山電鐵 貴志川線 は、和歌山−貴志 間 14.3km の路線です。かつては、南海電鉄 貴志川線 でしたが、2006年4月に 和歌山電鐵 に経営が移管されました。
 和歌山電鐵 と言えば、スーパー駅長三毛猫 「たま」 が有名ですね。曜日にもよるようですが、終点の 貴志駅 までこの 和歌山電鐵 貴志川線 に乗っていけば、その 「たま」 に会えるわけです。


和歌山電鐵 貴志川線 貴志行き 和歌山駅 10:18発

 車両は、2270系2両 です。この車両、何となくどこかで見たことがあるような気がしませんか。それもそのはずで、和歌山電鐵 の車両は 南海電鉄 から譲渡された車両で運行されており、この車両は、南海22000系 を改造したものなのです。22000系 は、先ほど 加太線 で乗車した 2230系 や、昨日、多奈川線 で乗車した 2200系 のもとになった車両でもあります。そういうわけで、南海 で乗車した車両に雰囲気が似ているわけですね。
 ちなみに、この車両の車体には、2015年に開催予定の 紀の国和歌山国体 のマスコットキャラクター 「きいちゃん」 がラッピングされています。この路線では、「たま電車」「いちご電車」「おもちゃ電車」 といった趣向をこらした車両たちも活躍しています。それらの車両にも、どこかで会えるでしょうか?

 10:18和歌山駅 を発車しました。車内は混雑というほどではありませんが、それでも座席が埋まる程度にはなっています。お子さんを連れた方々や、カップル、それに外人さんと思しき人たちまで乗車しています。みなさん、「たま」 に会いにいくのでしょうか?


10:18 和歌山−田中口 間

 JR紀勢本線 の線路と分かれます。紀勢本線 にもずいぶんご無沙汰をしてしまっているので、また乗りにこなきゃなあ、と思いつつ線路を見送ります。


10:19 田中口−日前宮 間

日前宮駅 10:23発

 上り 和歌山行き との行き違いです。あちらは、「いちご電車」 です。どうやら、1本後の列車にすればあちらの車両に乗れたようです。もし、和歌山電鐵 に乗りに来られる方で、どうしてもこの車両に乗りたいというのがある場合は、事前に 和歌山電鐵 のサイトで確認してからお出かけになることをお勧めします。


10:24 日前宮−神前 間

竈山駅 10:26発

 大雑把に言うと、この駅の辺りまで南下してきましたが、ここから先は東へと向かうようになります。

10:30 交通センター前−岡崎前 間

長閑な感じになってきました。

岡崎前駅 10:30発

10:32 岡崎前−吉礼 間

10:35 吉礼−伊太祈曽 間

伊太祈曽駅 10:36発

 この 伊太祈曽駅 では、「たま」 の子分でやはり 三毛猫「ニタマ」駅長 をしています。その 「ニタマ」 がお目当てなのでしょうか、下車していかれる方が結構いらっしゃいます。と言っても、同じくらいの人が乗ってきたので、車内の人の数はたいして変わりません。
 ちなみに、隣のホームに停車している列車(右側に少しだけ写っている列車)は 和歌山行き ですが、あちらはこちらと同じ 2270系 でも、南海電鉄 のカラーになっています。この↑↑写真ではよく分からないかとは思いますが、あれはあれでいいですね。


10:37 伊太祈曽駅 発車直後

 伊太祈曽駅 には 車両基地 があるのですが、そこに 「おもちゃ電車」 がいるのが見えました。「おもちゃ電車」 って、車内には ガチャガチャ もあるらしいのですが、よく考えたものです。もし、今、私が乗っているのがあの 「おもちゃ電車」 だったら、記念に1回ぐらいは ガチャガチャ をやるはめになったでしょう。あぶないあぶない、そういうところでお金を使わされちゃうわけですね。と言っても、そんなふうに考えるのは私が大人だからであって、お子さんたちはきっと喜ぶのでしょう。
 残念ながら 「たま電車」 は見かけませんでしたが、もしかすると、車庫の建物の中にいたのかもしれません。


10:39 山東−大池遊園 間

10:42 山東−大池遊園 間

 目の前の池は 大池 で、この辺りは 大池遊園 というそうです。
 この辺りで、和歌山市 を出て 紀の川市 に入りました。


大池遊園駅 10:42発

 先ほどの 大池 に行きたい場合は、この駅で降りるんですね。Wikipedia に書いてあったのですが、春には 大池 の周辺で が咲くそうです。その季節には、この駅から花見へ向かう人もいるのでしょうか。
 ちなみに、これも Wikipedia で初めて知ったのですが、この駅の読み方は、「おおいけゆうえん」 ではなく、「おいけゆうえん」 なのだそうです。てっきり、「おおいけゆうえん」 だと思っていました。


10:43 大池遊園−西山口 間

西山口駅 10:44発

 真ん中に 駅名標 が写っていますが、「にしやま ら」 と読めます。本当は 「にしやまぐち」 なんですが、「ぐ」 が消えてしまって、かつ、最後の 「ち」 の上の方がかすれて 「ら」 に見えてしまいます。


10:45 西山口−甘露寺前 間

甘露寺前駅 10:46発

次は、終点の 貴志駅 です。

10:47 甘露寺前−貴志 間

10:48 貴志駅 到着直前

終点の 貴志駅 に到着します。

貴志駅 10:48着 (1分遅れ)

 私の時計ではありますが、どこでどう遅れたのか、定刻よりも1分遅れて 10:48、終点の 貴志駅 に到着しました。和歌山駅 から、30分 の旅でした。これで、和歌山電鐵 を乗りつぶしました。

 貴志駅 に到着すると、1両目のみならず、2両目からもお客さんがぞろぞろと1両目に移動し、一番先頭のドアから下車していきました。運転士さん に切符を出さなければならないので、一番先頭のドアから下車するのですが、それにしてもそのお客さんの多いこと! ざっくりではありますが、40〜50人ぐらいはいらしたのではないでしょうか。しかも、そのほとんどが 1日乗車券 を持っています。ふつう ローカル線 って、終点の駅へ向かってどんどんお客さんが少なくなっていくものですが、ここでは、途中の 伊太祈曽駅 で多少の入れ換えはあったものの、ほとんどの方がこの 貴志駅 まで乗っていらしたように見受けられました。
 みなさん駅からどこかへ行ってしまうわけではなく、「たま」 が目当てなんですね。下車するとともに 「たま」 のところで順番待ちをして写真を撮り、駅の中で お土産 を買い、さらには駅の中の カフェでお茶を飲んだりと、貴志駅 そのものが一大観光地なわけです。私も、「たま」 のことを知識としは知ってはいましたが、さすがにこれには驚かされました。というわけで、私も順番待ちして 「たま」 の写真を撮りました。と言っても、ガラス越しにお昼寝している姿しか撮れませんでしたが。


貴志駅 スーパー駅長「たま」

貴志駅 記念入場券

 記念入場券「たま」 がデザインされています。
 そのほか、写真はありませんが、駅舎の中の カフェ も、床から椅子から 「たま」 ばかりで、買って食べたアイスのカップまで 「たま」 がデザインされていました。


貴志駅 駅舎

 すみません、この写真では角度的にちょっと分かりづらいかもしれませんが、駅舎も 猫の顔 になっています。ここまで徹底するのもすごいですね! でも、お客さんを喜ばせるというのは、こういうことなのかなと、私も一人の社会人としてすごく勉強になったような気がします。

 さて、今度こそ、今回の旅で乗りたかったものに全部乗りました。というわけで、以下のように乗り継いで 横浜 まで帰りました。

 貴志 11:55 → 和歌山電鉄 和歌山行き → 和歌山 12:24
 和歌山 12:49 → 「くろしお16号」 新大阪行き → 新大阪 13:50
 新大阪 14:05 → 東海道本線 新快速 長浜行き → 米原 15:23
 米原 15:32 → 東海道本線 普通 大垣行き → 大垣 16:03
 大垣 16:11 → 東海道本線 特別快速 豊橋行き → 豊橋 17:39
 豊橋 17:42 → 東海道本線 普通 浜松行き → 浜松 18:15
 浜松 18:27 → 東海道本線 普通 興津行き → 静岡 19:38
 静岡 20:03 → 東海道本線 普通 熱海行き → 熱海 21:20
 熱海 21:25 → 東海道本線 普通 東京行き → 小田原 21:48
 小田原 21:50 → 快速「アクティー」 東京行き → 大船 22:22

 「くろしお」 を除いては 青春18きっぷ でしたが、結構混んでいて、新大阪−草津 間 と、米原−大垣 間 は座れませんでした。

 今回、南海電鉄泉北高速鉄道水間鉄道和歌山電鐵 を乗りつぶしたことで、私の日本全国の鉄道に対する乗車距離などは、

 総営業キロ 27405.1km(変更なし)
 乗車距離  26874.7km
 未乗距離   530.4km
 乗車率    98.065%
 未乗事業者数  32


 となりました。

 日本中の鉄道を制覇するまで、私の乗りつぶしの旅はまだまだ続きます。最後までご覧いただき、ありがとうございました。


 −終わり−



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