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烏山線 夏の祭り (2013年7月27日)(2)
〜烏山線(2)〜

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 引き続き、宇都宮駅 8:05発烏山線 烏山行き に乗車しています。

 8:45大金駅 を発車しました。


8:46 大金−小塙 間

8:48 大金−小塙 間

 荒川 を渡っています。大金駅 の手前で一度近づいた((1)を参照)、あのすごく蛇行している川です。


小塙駅 8:49発

 ホームの先に 踏切 があるため、この写真で中央やや右にその 道路標識 があります。この↑↑写真では小さくて分かりづらいかもしれませんが、この標識に描かれている車両は、パンタグラフ が付いていて 電車 になっています。烏山線非電化 なので、この キハ40気動車(ディーゼルカー) なんですけどね。
 ただし、烏山線 では、来年(2014年)から EV-E301系 という新型車両が投入されることになっています。この EV-E301系蓄電池 を搭載しており、電化区間 では 電車 のように パンタグラフ から電気を得て走り、非電化区間 では 蓄電池 に蓄えた電気で走行するという優れものです。烏山線電化 されるわけではありませんが、踏切 の標識が 電車 の絵になっていても、あながち間違いとは言えなくなりますね。


8:50 小塙−滝 間

8:52 小塙−滝 間

 トンネル に入ります。このトンネルは 森田トンネル というそうで、烏山線 では唯一のトンネルです。40秒ほどで、トンネルを抜けました。


8:53 小塙−滝 間

 大きく右にカーブしています。この写真では分かりづらいかもしれませんが、進行方向右側前方に、これから走行する線路が見えています。


滝駅 8:54発

 この駅から徒歩5分ほどのところに、龍門の滝 があります。その滝のすぐ近くを 烏山線 も通過するのですが、烏山線 の沿線では有名な撮影スポットになっています。そこで撮影をされるのでしょうか、鉄道ファン らしき方々が数名下車していきました。

 次は、終点の 烏山駅 です。


8:55 滝−烏山 間

 その 龍門の滝 のすぐ近くを通過しています。と言いましても、列車から滝の姿は見えません。目の前の道路の奥が滝になっているのです。烏山線 といえば、龍門の滝 の後ろに キハ40 が通過する写真が定番となっています。


8:58 滝−烏山 間

 烏山駅 が近づくと、住宅が増えてきました。
 まもなく、終点の 烏山駅 に到着します。


烏山駅 8:59着

 終点の 烏山駅 に到着しました。
 宇都宮駅 から 54分宝積寺駅 から 37分 の旅でした。

 6年ぶりに訪れた 烏山駅 は、ずいぶんと変わっていました。6年前は、隣のホームにも線路がありました。また、この↑↑写真で列車の左側に写っている 架線柱 のような柱はありませんでした。あの柱は、来年から投入される EV-E301系 のために設置されるのではないでしょうか。EV-E301系 では、烏山駅 で折り返しを待つ間は 蓄電池充電 する時間になるのです。


烏山駅のホームから終点方向をのぞむ

 少し先で線路が途切れています。6年前はもっと先まで線路が続いていました。6年前、つまり、2007年のことですが、私がこの 烏山駅 にやってきたのは、山あげ祭 に合わせて運転された 快速「烏山山あげ祭り号」 に乗車してのことでした。その列車は DD51 8425両12系客車 を牽引し、上野駅 から 烏山駅 まで直通で運転されたのです。当時は隣のホームにも線路がありましたし、この駅で 機関車(DD51) を前から後ろに付け替え方向転換をすることができたのでした。その 「烏山山あげ祭り号」 は、残念ながらその次の年からは運転されていません。この 烏山駅 の現状を見ると、「もう、ああいう列車が運転されることはないのかなあ」、とちょっと寂しく思います。


烏山駅 駅名標

烏山駅

 烏山線 に乗って、お祭りにくる人もたくさんいらっしゃるのでしょう。今日明日の2日間、一年の中で、この 烏山駅 が一番賑わう日になるのかもしれません。


烏山駅 臨時改札 と カエルの置物

 この 臨時改札 が使われることはあるのでしょうか?
 すみませんが、私にはわかりません。


烏山駅 改札口

 改札といっても、自動改札 なんてもちろんありませんし、Suica簡易改札機 さえありません。烏山線 では、Suica は使えないのです。


烏山駅 みどりの窓口

 この みどりの窓口 は、7月31日(水) をもって営業が終了してしまうのだそうです。記念なのかわかりませんが、何枚も切符を買っている人がいらっしゃいました。


烏山駅 切符売り場

 右側は 指定席券売機 ですが、最近設置されたばかりのようです。最近、指定席券売機 を置く代わりに、みどりの窓口 をやめてしまう駅が増えています。


烏山駅 駅舎内

 この人形たちは、山あげ祭 の演目の一つである 「将門」 のものだそうです。男の人は 大宅太郎光國 で、女の人は 平将門の娘 である 滝夜叉姫 とのこと。


烏山駅 駅舎

 今から34年前、1979年(昭和54年)7月22日、23日の2日間、「行き先不明のミステリートレイン」 と銘打ち、「銀河鉄道999号」 が運転されました。ミステリートレイン なんて、当時の 国鉄 にしては画期的なアイデアで、マスコミに取り上げられたこともあり、事前に 上野駅 で行われた 抽選会 は大盛況となりました。実は、当時小学4年生だった私も、父と一緒にその抽選会に参加しました。ですが、Wikipedia には 「チケットの競争率が70-80倍になったという」 という記載もあるほどで、もちろん、私たちは抽選には当たりませんでした。
 そして当日、上野駅 を出発した 「銀河鉄道999号」 は、途中、宇都宮駅 で機関車を EF65 1007 から DE10 100 に付け替え、そのまま 烏山線 を走破し、アンドロメダステーション に見立てた 烏山駅 に到着したのでした。もう一度言いますが、銀河鉄道999 の終着駅、星野鉄郎メーテル が目ざした アンドロメダステーション は、なんとこの 烏山駅 だったのです。34年前のあの日、幸運にも抽選に当たり 「銀河鉄道999号」 から アンドロメダステーション に降りたった人たちは、きっと

 「アンドロメダって、ずいぶんのどかなところなんだなあ」

 と思ったことでしょう。(笑



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