山形新幹線「つばさ」で行く、「山形鉄道」「左沢線」乗りつぶしの旅(2007年8月5日) (3/3) |
山形駅 12:10発 左沢行き 今度は、JR左沢線に乗ります。 すでにホームに入線していました。車両は、キハ101形の2両編成です。 発車するころには、ドア付近に立つ人もいました。ここでも、日曜日にも関わらず、高校生が多く乗車していました。 また、意外にも大きなリュックを持った、山歩きの様相をした人たちが10名ほど乗車しました。 |
山形−北山形 間 (車内後方より写す) 一見複線のように見えますが、山形新幹線(奥羽本線)と左沢線(仙山線を含む)では線路の幅が異なる(山形新幹線 1435mm、左沢線 1067mm)ため、それぞれ独立した単線になっています。 右が左沢線(仙山線を含む)、左が山形新幹線(奥羽本線)の線路です。 |
北山形駅 (車内後方より写す) この駅が左沢線の基点です。 左沢線のホームと奥羽本線のホームがVの字のようになっています。 右手が左沢線のホームで、左手に見えるのが奥羽本線のホームです。 |
羽前長崎−南寒河江 間 (車内後方より写す) 最上川を渡ります。 |
寒河江駅 沿線の中心、寒河江駅です。 この列車は、終点の左沢まで行きますが、特に日中は、山形−寒河江 間の区間便の方が多くあります。 |
左沢駅 12:51着 正確には、1つ手前の柴橋駅で、運賃箱の両替機の調子が悪くなり、それに手間取ったため、4分遅れの12:55に到着しました。 山形から乗車していた、山歩き姿の人たちは結局ここまで乗車し、駅前からタクシーでどこかへ消えていきました。 |
左沢駅 駅舎 意外にも立派な建物でした。 左側の円錐形の部分は「大江町交流ステーション」で、地元の物産などが展示してありました。 このあと、そのまま13:06発の山形行きで折り返しました。 |
山形駅 13:46着 途中、寒河江からの乗車が多くあったりして、立つ人がでるほどでした。意外に乗車率がよく、驚きました。 |
山形駅 「つばさ118号」 東京行き 14:06発 今日は、いずれの乗り換えも接続がよく、乗るものにも乗ったので、さっさと帰ります。 行きと異なり、ほぼ満席でした。米沢からは、「やんちゃ村」(だったかな?)と書いたバッチを付けた小学生の団体が20名ほど乗り、にぎやかになりました。 |
米沢駅 牛肉どまん中弁当(1000円) できるだけ節約しようと思い、山形駅でも駅弁を買わずに、売店で買ったパンでがまんしていたのですが、「米沢の牛・・」につられて買ってしまった駅弁です。 米沢駅で積み込むので、米沢駅までの間に、車内販売のお姉さんに頼んでおくと、席まで届けてくれます。 |
東京駅 16:56着 正確には、2分遅れて16:58に到着しました。 秋田県内での大雨と、上越新幹線の車両トラブルでダイヤが乱れていると、車内放送がありました。 |
最後に・・ 今回は、「山形鉄道」と「JR左沢線」に乗車したわけですが、よく考えてみるとこの2線は、同じ山形県内を走りながら、非常に対照的な路線であると思いました。 片や「山形鉄道」は、国鉄再建の嵐の中で第3セクターへの道を選び、もう一方の「左沢線」は現在でもJRの路線として営業されているわけです。 その大きな違いは、利用状況にあると思われますが、「左沢線」は県都山形市への通勤・通学の流れに沿っているのに対し、「山形鉄道」はその流れとはまったく無関係な方向へ敷かれた路線であることが大きく影響しているものと思われます。 特に、「左沢線」では意外にも利用者が多いことに驚かされました。 ただし、両者に似ている点もあると思いました。それは、関係者の方や地元の方々には大変恐縮ですが、沿線にこれといった特色がなく、通勤・通学以外での利用を見込めない点です。 「山形鉄道」では「フラワー長井線」、「左沢線」では「フルーツライン左沢線」といった愛称を付けていますが、私が見た限りではその愛称にあった特色を見出すことはできませんでした。(むろん、私の場合は1度乗っただけですが・・) そのあたりが、この両線に共通した課題であるのではないかと思いました。 今後の両線の健闘を期待し、今回の旅のまとめとしたいと思います。 |