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「わたらせ渓谷鐵道」乗りつぶしの旅(2007年8月19日) (1/4)
 「わたらせ渓谷鐵道」は、JR両毛線の「桐生」から栃木県日光市の「間藤」を結ぶ、44.1kmの路線です。
 紀行作家の宮脇俊三氏(故人)が、当時の国鉄全線を乗りつぶした過程を、その著書「時刻表2万キロ」に記した中で、最後の1線がこの「わたらせ渓谷鐵道」の前身である「国鉄 足尾線」だったことは有名です。

 私は、実は以前(10年以上前ですが)、妻と二人でこの「わたらせ渓谷鐵道」に乗ったことがあるのですが、途中駅の「相老」まで行き帰りともに、東武鉄道の急行「りょうもう」(今は特急ですが、当時は急行だったと思います)に乗ってしまったため、桐生−相老 間、3.1km だけ乗ったことがないという、まことにバカバカしいことになってしまっているのです。
 といっても仕方はありません。いつかは乗りにいかなくてはと思っていたので、今回、乗りにいくことにしました。
 前日の8/18に関西の「加古川線」等を乗りつぶした後、8/19の早朝、臨時の「ムーンライトながら92号」で東京に着き、強行軍ではありますがそのまま、上野から高崎線の電車に乗って行こうと思っています。

 「わたらせ渓谷鐵道」線内では、(以前も入りましたが)「水沼」駅に併設されている温泉にも入りたいですし、「神戸」駅に併設されている東武鉄道で昔使われていた特急車両を使用したレストランで食事もしたいと思っています。
 また、トロッコ列車も運転されているので、これにも乗ってみたいと思っています。家族連れならともかく、いい年した大人が一人でトロッコ列車に乗るのもなんかなぁ〜って感じがしないでもないですが・・
 いずれにせよ、楽しみがたくさんある路線であることは間違いありません。

【今回の日程】
 1. 上野 5:43発 高崎線 高崎 7:27着
 2. 高崎 7:51発 両毛線 伊勢崎 8:18着
 3. 伊勢崎 8:36発 両毛線 桐生 8:54着
 4. 桐生 8:58発 わたらせ渓谷鐵道 大間々 9:14着
 5. 大間々 9:46発 わたらせ渓谷鐵道 水沼 10:02着
 6. 「水沼温泉センター」で入浴
 7. 水沼 11:17発 わたらせ渓谷鐵道 神戸 11:33着
 8. 「列車レストラン・清流」で昼食
 9. 神戸 12:52発 わたらせ渓谷鐵道 間藤 13:27着
10. 間藤 13:59発 わたらせ渓谷鐵道 足尾 14:02着
11. 足尾 14:25発 わたらせ渓谷鐵道(トロッコ列車) 大間々 16:02着
12. 大間々 16:16発 わたらせ渓谷鐵道 桐生 16:29着
13. 桐生 16:36発 両毛線 小山 17:32着
14. 小山 17:53発 湘南新宿ライン 横浜 19:48着

そして当日・・
 「ムーンライトながら92号」で5:20に東京駅に到着した私は、すかさず京浜東北線に乗り換え、上野駅へ向かいました。
 「ムーンライトながら」に2連泊だったので、もっと疲れるかと思いましたが、意外と疲れは感じていませんでした。

わたらせ渓谷鐵道1 上野駅 6番線 高崎線 新前橋行き 5:43発

 まずは、高崎周りで「わたらせ渓谷鐵道」の始発駅である「桐生」へ向かいます。

 高崎 7:27着。

高崎駅 5番線 両毛線 伊勢崎行き 7:51発

 当初、1本後の「8:05発 小山行き」に乗るつもりでいました。しかし、隣の6番線に停車しているのを見ると、107系という電車で、写真の115系の方がどちらかというと乗りたい車両だったので、こっちの電車に乗ることにしました。
 ただし、この列車は途中の伊勢崎止まりなので、伊勢崎で結局後発の小山行きに乗り換えることになります。

 伊勢崎 8:18着。
わたらせ渓谷鐵道2

わたらせ渓谷鐵道3 伊勢崎駅 2番線 両毛線 小山行き 8:36発

 先ほど高崎駅で、115系の伊勢崎行きと見比べて、乗るのをやめた小山行きです。

 桐生 8:54着。

桐生駅 1番線 わたらせ渓谷鐵道 大間々行き 8:58発

 当初は、9:30発の間藤行きに乗るつもりでしたが、急いで改札口を出て、わたらせ渓谷鐵道の「一日フリーきっぷ」を購入しホームへ戻ってみると、1本前の大間々行きに間に合ったので、とりあえず、大間々まではこの列車で行くことにしました。
 車両は、わ89-310形の1両(わ89-313)です。

 ここから、途中の「相老」までが未乗区間です。
わたらせ渓谷鐵道4

わたらせ渓谷鐵道5 桐生−下新田 間 (車内前方より写す)

 渡良瀬川を渡ります。
 一見、複線のように見えますが、左側の線路はJRの引き込み線で、営業列車は右側の線路を走ります。

下新田信号場 (車内前方より写す)

 桐生から約1.7kmのところにある、この信号場でJR両毛線と分岐します。
 右側へ行く線路が「わたらせ渓谷鐵道」です。
 なお、桐生−下新田信号場 間は、JR両毛線とわたらせ渓谷鐵道の二重戸籍区間です。
わたらせ渓谷鐵道6

わたらせ渓谷鐵道7 下新田−相老 間 (車内前方より写す)

 下新田駅を出ると、両毛線の線路とも離れて行きます。

相老駅 構内 (車内前方より写す)

 相老駅に進入するところです。
 ちょっとわかりにくいですが、奥の方に見える屋根がついたホームは、東武線の桐生線のホームです。
 上の方にも書きましたが、以前、妻とわたらせ渓谷鐵道に乗ったときは、この相老駅まで東武線の急行「りょうもう」を利用したのでした。
わたらせ渓谷鐵道8

わたらせ渓谷鐵道9 相老駅 9:04着 9:07発

 これで、「わたらせ渓谷鐵道」を完乗したことになりますが、これで帰ってしまうわけではありません。

 なお、対向列車が遅れたため、実際には9:12発でした。




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