特急「はまかいじ」で行く、「富士急行」乗りつぶしの旅(2007年7月22日) (1/3) |
「富士急行」は、JR中央本線 「大月」駅と「河口湖」駅を結ぶ、全長26.6kmの路線です。 私は、その末端区間の「富士急ハイランド」駅−「河口湖」駅間、1.6kmのみ乗ったことがありませんでした。それはなぜかというと、学生時代に、サークルの合宿で河口湖へ行った(行きは高速バスでした)のですが、そのとき、帰りに富士急ハイランドで遊んで、そのまま「富士急ハイランド」駅から乗って帰ってきてしまったためです。 その後、いつかは乗らなくてはと思っていたのですが、このたび、やっと乗りに行くことにしました。 調べてみると、「河口湖・西湖フリーきっぷ」という富士急行線内が乗り降り自由な切符があるではないですか、横浜市内からなら4,600円でこれは大変お得だと思い、さっそく購入しました。 そして当日、朝目覚めると雨が降っていました。せっかく富士急行に乗りに行くのに、これでは富士山は拝めないでしょう。 そうは言っても仕方はありません。6:50頃、傘をさして最寄の駅へ向かいました。 |
磯子駅(この写真のみ、前日の7/21撮影) ところで、特急「はまかいじ」の始発駅は横浜駅なのですが、横浜駅では京浜東北線のホームを使用するため、そこで折り返すことはできません。 実はいったん根岸線の磯子駅まで回送し、大船側の留置線に入り、そこで折り返しをします。 この写真は、留置線から入線してきたところです。それなら、いっそのこと磯子始発にしてくれればいいのに、とも思いますが、磯子−横浜 間は、回送列車として運転されます。 |
横浜駅 京浜東北線用の4番線ホームに入線します。 細かいことを言うと、7時45分30秒着、46分30秒発車です。ふつう、始発駅というともっと長く停車しそうですが、前後に京浜東北線の電車があるため、1分しか停車できません。 急いで写真を撮り、慌しく乗り込みました。 |
今回は、ちょっと贅沢にグリーン車に乗ってみました。とは言え、実は普通車の指定席と290円しか違わないんです。 横浜−大月 間は100km未満なので、51km〜100kmの料金になります。今の時期だと普通車指定席が自由席に比べて710円増しです。それに対してグリーン車は1000円増しというわけで、普通車指定席を取るなら、たったの290円プラスするだけでグリーン車に乗れるわけです。 ちなみに、グリーン車の乗客は、横浜発時点で私も含めて5名でした。途中、町田から3名乗車し合計8名になりました。 なお、全部の車両(「はまかいじ」は7両編成です)を見たわけではありませんが、指定席、自由席ともにかなり余裕があるようでした。 |
八王子駅 横浜の1つ隣の東神奈川から横浜線に入りました。 特急らしからぬ、かなりゆっくりとした走りでしたが、平日は特急など走らない横浜線なので他の列車とのかねあいもあり、仕方がないのでしょう。 八王子駅に進入する直前で、横浜線から中央本線への渡り線を通り、中央本線下り用の4番線に停車します。 ここから中央本線を走ります。高尾を過ぎると景色が一変し、山間を行きます。トンネルの連続となります。 なお、八王子から車内販売がはじまりました。私は、朝ご飯をあまり食べてこなかったので、サンドイッチとコーラを買いました。 |
大月駅 9:15着 富士急行の始発駅、大月に到着しました。 名残惜しいですが、「はまかいじ」とはここでお別れです。 |
大月駅 9:35発 新宿始発の快速「ホリデー快速河口湖1号」、河口湖行きに乗り換えました。 この列車は、ここ大月から富士急行に乗り入れ、終点の河口湖まで直通します。 車両はJRの189系でした。189系というと、長野新幹線が開業するまで、信越本線の特急「あさま」に使用されていた車両です。 |
快速「ホリデー快速河口湖1号」は、6両編成で全車自由席(大月までは一部指定席)でしたが、それほど混んではいませんでした。 学生さんと思われるグループなどが乗車していました。 大月駅(標高358m)から河口湖駅(標高857m)まで、ぐんぐんと登りながら走っていきました。 途中、田野倉駅と禾生駅との間では、リニア実験線が頭上をまたぐところもありました。 |
富士急ハイランド駅 富士吉田駅で進行方向が逆になると、あと2駅で終点の河口湖駅です。 この写真は、富士急ハイランド駅ですが、駅をでると目の前が「富士急ハイランド」です。 ここから、河口湖駅までの1駅間を乗るために、今回、わざわざやって来たわけです。 |
河口湖駅 定刻より4分遅れで、10:24、終点の河口湖駅に到着しました。 これで、とうとう富士急行線完乗です。 へんな写真になってしまいましたが、先頭の車両がホームに入りきらずにはみ出しているところです。 |
河口湖駅 駅舎 10年以上前に、バスを乗り換えるために通ったことがあるのですが、そのときよりも綺麗になったような気がします。 |
河口湖駅前 駅前に展示されていた、「モ1号」電車です。 説明書きによると、富士急行の前身である「富士山麓電気鉄道」が1929年(昭和4年)の開業に際して新造した車両、ということです。 |